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デザイン・Web・教育などをテーマに書きつづっていく、角南北斗のブログです。

AppSheetを使ったアプリ開発入門の本を無料公開しました

2023PCカンファレンス、および2024PCカンファレンスでは「大学生を対象にした情報系授業での、ノーコードの利用」について実践報告をしてきたのですが、その授業で使っている自作テキストのAppSheet編を『AppSheetでアプリ開発入門』という名前で公開しました。

『AppSheetでアプリ開発入門』



ZennのBook形式を利用しているので、ブログのようにブラウザでそのまま読むことができます。全ページ無料です。

本の内容については、前書きに以下のように書いています。

本書は「Google AppSheet」というノーコードサービスを活用してアプリを作る、その基本的な方法について解説したものです。メモ帳アプリやToDoアプリの開発を通して、AppSheetの使い方はもちろん、アプリ開発の流れや概念、アプリ上の表示とデータとの関係などを学ぶことができます。

AppSheetに代表されるノーコード(No Code)サービスは、その名の通り「コードを書かずにアプリを作れる」という長所があります。コードが読めない・書けない人にとって、大変ありがたいツールです。ただ、開発の作業自体は選択肢から選んだりするだけだといっても、ある程度はアプリ開発の概念を理解していないと「これって何を選んだらいいんだろう?」という疑問がたくさん出てきます。これが挫折の一因になりうると筆者は考えます。

そうした部分へのフォローを意識しつつ、読み手が「作例の手順をただなぞるだけでなく、工程を理解し納得しながら開発していく」ことができるよう、工夫を凝らして本書を執筆しました。

本書の元になっているのは、ごく一般的な(=情報系の専門的知識を特に持っていない)大学1年生を対象とした授業における、独習用の資料です。受講生のほとんどが「アプリ開発どころかコンピューターの扱いすら自信がない」状態でスタートしますが、この資料だけで、トータル4時間前後で2つのアプリを作り終えられるような内容になっています。どうぞ安心してチャレンジしてください。

どうして授業でノーコードを扱っているのか、扱った結果どうだったのかについては、発表スライドをご覧ください。