2011年を振り返りつつ
- 2011年12月31日
今年も残すところわずかとなりました。
2011年は震災と原発という大きすぎる出来事があり、またそれは2011年で終わるものではなく、今年以降もずっと続くものという点でも大きな転換点でしたが、僕個人の仕事としても、10年近く務めていた日本語教育の現場をいったん離れるなど、転機の年でもありました。
加えて、2011年に着手したプロジェクトは、考える&設計するフェーズに時間がかかり、多くがサイトの公開という「傍目にもわかる形」に年内に到達しなかったんですよね。その結果、わかりやすい結果の少ない年でもありました。2012年は、まずは進行中のプロジェクトを順次公開まで持っていき、世の評価を問うていくつもりです。
2010年はプレゼンを10回やる!が密かな目標だったりしたのですが、関西アンカンファレンス、専門日本語教育学会、JLEM(日本語教育方法研究会)、a-blog cms 紹介セミナー、PCカンファレンス 2011、WCAN 2011 Winter、の計6回。参加だけしたセミナーを入れても10回ちょっとくらいかな。もうちょっとやりたかったなぁ、というのが正直なところですね。
ただ、ゲストとしてちょこっとプレゼンするのも、それはもちろんありがたい話なんですけど、来年はもう少しホスト寄りで、じっくりとプレゼンに関わりたいなぁと思っています。というのは、ライトニングトークをはじめWeb系のイベントは特に、誰かの話を聞いて終わりみたいなスタイルのセッションが多いのが気になるんですよね。登壇者の披露したTipsを参加者が消費して終わり、みたいな。もちろん、知識を得ることが目的のセッションがすべて悪い、というわけではないです。そういうことが必要なケースだって当然あるでしょう。でも、僕らが直面しているクリティカルな課題には、「知って得した」とか「その場で理解できて満足」みたいな学び方では対応できないと思うんですよね。登壇者とか聴き手とか関係なく、互いの経験や理解を場に提示して、何か明日につながるものをみんなが得られるような、そんなプレゼンに関わりたいという思いが強くなりました。なので、来年はぜひ何かやりたい。そういうのなら私もやりたい、という方がいたらぜひ声かけてください。
あと他には、ずっと放置している自分のポートフォリオサイトを、来年の前半の間に何とかしたい。長谷川恭久さんのPodcastで、自分の価値、既存のものとは違うデザインの仕方を提示していく、というテーマの話があったんですが、その自分なりの回答を形にしようと。ほんとは昨年から頭にあったんですけど、どうも実行に踏み切れなかったんですよね。今年クライアントから学んだことを加味して、来年は絶対がんばろうと思ってます。
がっちり書こうとして時間がかかる&没原稿が増えていたブログですが、来年はもう少し短めの記事でもアップして、記事数を増やしていこうと思います。ご期待ください(と言っておく)。
今年も1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
追記(2012.01.01):発表イベントにJLEM追加。デモンストレーションだったのでスライドとかはないですが。