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a-blog cmsについて(ちょこっと)プレゼンしました

先日、a-blog cms 1.4 紹介セミナー@大阪 で10分ほどプレゼンしてきました。その時のスライドを以下にアップしておきます。

僕にとってCMSは、自分の「できること」を広げるツールです。プログラムとデータベースを駆使したサイトを自分で作るためのツール。だからCMSには、僕がやりたいことをかなえてくれる機能を備えていることが、まず重要です。

a-blog cmsの特徴は、そうした機能を備えたうえで、それを(サードパーティのプラグインではなく)CMS標準の機能として実装していること、その実装とカスタマイズを(PHPなどのプログラムを必要とせずに)HTMLの記述で可能にしていることだと思います。また、各機能の仕様についても、細かい部分まで配慮が行きいていて、利用者のフィードバックを着実に反映していることを感じさせます。

どんな機能があれば嬉しいのか、どんな設計思想が良いのかは、人によって判断が分かれることでしょう。すでに他のCMSを使い慣れていて、CMSに求めるものが自分の中で明確になっている人は、「**の部分はどんな感じですか?」とか、Twitterでハッシュタグ(#ablogcms)をつけて発言している人に聞いてみればいいんじゃないかと思います(もちろん僕が答えられることがあれば喜んで!)。

これまでCMSをあまり触ったことのない人は、完成度が高くプログラムの要素が少ないa-blog cmsは、CMS入門として安心してオススメできますよ。書籍も充実しているMTやWordPressには情報量は負けているかもしれませんが、公式マニュアルはなかなか充実しているし、Ustやセミナーなどで直接聞いて学ぶこともできるので、CMSの中でも始めやすいものだと思います。

最後に余談。様々なCMSが世に出ていて、それに対応する書籍も多く出ていて、カスタマイズに関するブログ記事も多いのに、意外に「CMSってどうあったら自分としては嬉しいのか」について分析した文章って少ない。個々の機能の要望や抽象的なシステム論はあっても、デザインのワークフローや使い手の思想に紐付いた意見は本当に少ないです。今回の僕のスライドは、端的な形ではあるけれど、僕なりのCMS論を表してもいたりします。そうやって考えをまとめることができたという意味でも、今回のセッションはやってよかったなぁと思うのでした。