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デザイン・Web・教育などをテーマに書きつづっていく、角南北斗のブログです。

遠隔授業にDiscordを使いはじめました

連休明けから遠隔授業が始まり、僕の担当授業(2機関・8コマ)では、学生とのコミュニケーションツールとしてDiscordを使ってみることにした。まだ日が浅く「ちょっと使い始めた程度」でしかないので、ドーンと発信するほど有益なことは書けない。ただ、Discordを大学の授業で使っている記事自体があまりないようなので、僕はこんな感じで始めましたという話を公開しておく。

Discordは「チャットサービスがメインで、インスタントに音声や画面を共有できる機能がついてる」という感じのツール。

チャット画面は「遊び心が強めのSlack」という雰囲気で、TeamsやZoomについてるチャットと違って機能が本格的。非同期色の強い授業(資料を見ながら各自のペースでガンバレ方式)を考えていて、僕自身が動画ライブは好きではない(見るのもやるのも)ため、テキストチャットで質疑応答をするのに向いたツールを選んだ。Discordにはブロックやミュートや追放といった機能があり、大人数かつ「この授業以外では交流のない受講生同士」というクラスの文脈にも向いていると思う。

もうひとつの特徴である、音声や画面を共有できる機能は、それが「インスタントに」できるという点が大きい。声でやりとりがしたくなったら、パッと何人かで集まって通話して、終わったら解散。画面共有も同じで、ちょっとこれ画面見せて解説した方が早いよなぁと思った時に、解説を見たい人だけ集まる方式。通常時はテキストチャットだけなので、常にカメラ越しに顔を見られるプレッシャーもないし、通信負荷の面でも優しいのではないかと。

Discordはコミュニケーションツールとしての役割がメインなので、資料の提示や課題の回収は他のLMSを使うことにした。具体的には、Moodleか、Google Classroom / Blog & Dropbox という感じ。まぁDiscordだけでやれなくもなさそうだけど、せっかく大学が用意してくれてるので併用しようかと。

まだ序盤も序盤なので、全体のタイムラインに書き込むか、たまにダイレクトメッセージを送るかぐらいで、音声通話や画面共有はこれから。なので、うまく動作するか、教師や学習者が使いたいと思うかは、よくわからない。このへんは後日レポートできればと思っている。

今はとりえあず、チャットで質問が気軽にできるよう、課題の問いを工夫したり、教師の側でアドバイスなんかをポツポツと書き込んだりして、授業のスタイルづくりを試みている。が、これが超難しい。質問が不要なくらいに資料が詳細&簡単にこなせるタスクだったら、チャットなんて必要ないし、大した学びにならない。じゃあ、質問せざるを得ないような難しい資料とタスクにすればいいかというと、たぶん受講生の多くが諦めて早々にテキトーに提出しちゃう(笑)。

自習的な学びをなるべくサポートし、必要なときに教師を使ってもらえるような環境。対面授業でもそういう考えで授業設計をしてきたけど、せっかくの遠隔授業の機会なので、その良さを生かして詰めていければいいなと思っています。まぁ、来月の今ごろには「やっぱ無理」とか言って、ガラッと方針変えてたりするかもしれないけど。