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SOY CMS2 勉強会に参加してきた

SOY CMS2 勉強会 in KOBEに行ってきました。会場は兵庫県立大学 神戸キャンパス。UXのイベントから数えて短期間に3回目なので、僕の中ですっかりおなじみの場所になりましたね。

SOY CMS2は昨年12月に正式版が公開されたばかりの新しいCMSです。基本機能の実装は公開直後にしてはかなり進んでいるのですが、まだドキュメント類が十分に用意されていないといった状況。僕はベータテストから参加はしているのですが、基本的なところを理解する目的を持って参加しました。

CMSにはそれぞれに設計思想があり、それが作るサイトや自分自身と相性がいいかどうかは、少なくとも僕にとっては大事なポイントです。プログラムやデータベースに詳しければ、プラグインなどを使って力でねじ伏せるような使い方も可能でしょう。でも、それができない僕は、CMSのコアの機能や管理画面のインターフェースなどの方向性を感じ取って、適切なCMSを選ぶというスタンスを取らざるをえません。

では、SOY CMS2の設計思想は何なのか。まだそれを語れるほどに使い込めていないので、結論はこれからといったところですが、1つのサイトへの組み込みのしやすさだけでなく、様々なサイトの共通の基盤、初期設計段階から運用段階までのフロー全体を見据えたCMSであろうとしている、という印象を持ちました。テンプレートタグを使ってサイトの構成要素をCMS上で視覚的に管理できるとか、着せ替え的なテーマではなくサイトの骨格(スケルトン)を設計して再利用する機能とかね(詳しく解説できなくてゴメンナサイ)。これはなかなか面白そうな挑戦です。

SOY CMS2は、まだ始まったばかりのプロジェクト。システムの進化と利用環境の整備を見守りつつ、僕も自分のやれることを積極的にコミットしていこうと思います。バグレポートとか、インターフェースへの意見とか、カスタマイズに関する情報公開とかね。それでSOY CMS2だけでなく、業界全体が少しでも良い方向に進んでいけばいいなぁと思います。