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PCカンファレンス2014で発表してきました

個人的に夏の恒例行事(お盆休み代わり)と化しているPCカンファレンスに、今年も参加&発表してきましたのでご報告。以下が発表スライドです。

授業外・教室外の学習を見据えた教材設計 from Sunami Hokuto

今回は「授業外・教室外の学習を見据えた教材設計」ということで、この数年あちこちで僕が取り上げている「スマホを活用した教材の設計」におけるポイントをまとめた集大成的なセッションです。技術ネタを取り上げながらも本質は教育の思想の話、というのが僕の発表のパターンですが、今回は特にそんな感じですね。

これは質問が出にくいタイプの内容だろうなぁ・・と思っていたら案の定で、気を遣ってか友人や司会の方が良い質問をしてくださったのが、ありがたかったです。あと、発表に共感してくださった方が懇親会で声を掛けてくれたのも、とても嬉しかったですね。そういう方が一人でもいてくれれば、エネルギーを使ってプレゼンをした甲斐があったというものです。

スマホと教材設計に関しては、PCカンファレンスでも2012年に取り上げていて、そのときは「教材設計に今まさに取り組もうとしている人」に向けて、今回よりも技術的な話を中心に扱っていました。それから2年が経ち、世間のスマホ度は予想通り上がり、学習アプリなども(玉石混交ながら)相当な数が出回るようになりました。時代はどんどん変化しています。

でも、大半の教師はそれを傍観しているというか、教材設計の実践以前に状況の理解すらできていないように思います。こんな感じで、ただ月日を消費していてはまずい。学習者にも相手にされなくなってしまう。そんな危機感もあって、今年の発表は前回以上に基礎的なこと、考え方にフォーカスをあてたものにしました。前回の時点で分かっている人にとっては、何を今更な内容でしょうが・・。

来年度は、ガラッと違う内容でプレゼンしたいなぁと思います。そのネタを集めるためにも、大切に1年を使わないとね。