ワークショップや発表のお知らせ(8月初旬・東京)
- 2013年06月19日
10年前から毎年参加しているPCカンファレンスですが、今回はいつものように分科会のセッションだけでなく、イブニングセッションと呼ばれるワークショップを主催することになりました。今年のPCカンファレンスは、8月3日〜5日に行われ、場所は東京大学駒場キャンパスです。
イブニングセッション・ワークショップ「プレゼンテーションの授業を通して考える、気づきと学び」
8月3日(土)18:30〜20:00 です。内容としては、以下のようなものです。
プレゼンテーションのスキルは、最近はビジネス業界だけでなく、大学を中心に教育現場でも学ぶべき項目として扱われるようになっているが、その内容はというと「教師が具体的なテクニックやスタイルを提示する」というものが大半のようである。この教育手法は、学習者が即効性を感じられ分かりやすいという側面があるいっぽう、状況判断のスキルの育成がなおざりになる、先入観の強化やスタイルの画一化を生むといった側面もある。このジレンマを乗り越えるため、私は2010年度から大学生を対象に「教師が教えるより、学習者が気づく」ことを重視したプレゼンテーションの授業を行なってきた。本ワークショップでは、参加者にこの授業手法をワーク形式で体感していただく。その後のディスカッションを通して、プレゼンテーションという学習テーマに限らず、学習者が自分で学びを考え、自主的に取り組んでもらう授業はどう実現できるかを、みなさんと考えていきたい。
基本的な方向性は、電子書籍「プレゼンのプ」で書いたもので、それをワークショップの形で参加者のみなさんに体感してもらいながら考えてもらう、というものです。概要には「授業手法を体感していただく」とありますが、いつもの授業とは参加者も違いますし1回きりの場なので、できるかぎりオリジナルの内容を用意して、僕もいっしょに楽しみたいと思います。
分科会「3分ではじめる、お仕着せのe-Learningからの卒業」
こちらは翌日、8月4日(日)10:30〜10:55 です。
僕がPCカンファレンスに初参加してから10年が経ちますが、今も当時と変わらず教育現場のIT活用は進んでないよね☆それってヤバくない?というのがセッションの背景にあります。まぁ、ヤバいヤバいと煽るだけでなく、教師はこういうことに取り組んだら現場を変えていけるんじゃないの?という提案もしようということで、3分でできる実践を紹介します。
あと、まだ詳細未定なんですが、8月5日(月)は同じく東京でe-Learning系のイベントが開催予定で、PCカンファレンスの最終日と重なっているのですが、こちらにもお邪魔する予定です。こちらも詳細決まりましたら、このブログでも告知しますね。
ということで、8月の序盤はなんだかんだで東京に滞在します。この機会にお話ししてもいいよという方、ちょっと直接言わせていただきたいことがある方など、お茶でもどうですか。