事務所を閉めてノマドワーキングに移行することを検討中、という話を東京の友人から聞きました。友人の会社はWeb制作をやっているのですが、社員が２名という小規模なところと、打ち合わせなど基本的にクライアントのところに出向くことが多いのだろう（推測。詳しくは知らない）ことを考えると、そういうこともやりやすいのかな。計画停電は間違いなくしばらく続くでしょうしね。

ノマドワーキングとは、遊牧民（ノマド）のごとく固定のオフィスを持たず、カフェとか公園とかにノート型のコンピューターを持ち込んで仕事をする、そういうワークスタイルのことです。僕の場合は、事務所を兼ねた自宅と、講師として定期的に行っている学校と、あとクライアントのオフィスでの仕事が３分の１ずつという感じなので、完全にノマドワーキングとまでいかないけどオフィス依存度は低いスタイルでやっています。机には余計なものは何も置きたくない性分だし、部屋にこもるより気分転換に歩いたりしたい人なので、ノマドには向いているかもしれません。

友人にもノマドワーキングを実践してる人がいるのですが、話を聞いていると、カフェとかマクドとかにけっこう長い時間いるわけです。僕は小心者で、かつ飲食店経営の講師なんぞをしてることもあって、そういう長居する客が増えるとカフェの経営側としては嫌だろうなー、という思いがどうしても先に来ます。

でも別に「ノマドは良くないよ！」なんて言う気もなくて、要は関係者が気持ちよく共存できるビジネスになればいいわけです。そこで、スターバックスとかに提案したい。ノマドワーカーのための会員制ビジネスを始めたらどうかと。その名も「ノマドプレミアムサービス」。

ノマドプレミアムサービスは、月会費をいくらか払えば、事前に電話で良い席の予約が可能になります。テーブル広め、ネット使いたい放題、電源利用もOK、みたいな。もちろん読書したい人も利用可。通常のお客さんとうまく席を分離できれば、みんな嫌な顔しなくてすみます。店舗丸ごとそれでやるのはリスク高そうなので、スターバックスのような店舗共通のサービスとしてやったらいいんじゃないのかな。

ノマドワークじゃないのですが、クライアントと外で打ち合わせをするときに、落ち着いてできる場所ってなかなかないんですよね。僕は大阪しかわからないですけど、東京もそんなにないんじゃないのかな。少しくらい場所代払ってもいいから、快適に使える場所がもっとあってもいいと思うのです。

ついでに公園とかもそうなるといいですよね。青空コーディング万歳。まぁ晴れた日は遊ぶのがいちばんだと思いますけど。