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教育現場でのIT活用を検討する際の3つのポイント的なメモ

先日「教育現場でのIT活用を検討する際、ポイントとなることを教えて」と言われたので、話したことをまとめておく。ポイントはざっくり3点。

1つ目はインフラ。Web教材とかの場合、無線LANと端末(スマホとかPCとか)は必須。もちろん「ただあればいい」という話ではなくて、学習者とか教師が使いやすい状態になってないと意味がない。そういう設備面に加えて、利用習慣とか学習習慣があるかどうか、そこをサポートできるかも大切。たとえば、ビデオ教材を配信して反転授業をやるぞーとか意気込んでも、そもそも学習者に予習の習慣がないと教材は利用されない。その習慣をつけてもらうために何ができるのか、そこまで考えることが不可欠なんだけど、けっこう無視されがちな要素。

2つ目は学習項目や学習活動の絞り込み。ITは学習に有用だといっても、何でもかんでもITを導入すればそれでOKとなるはずはない。用意できる教材、リソースにも限りがあるわけだから、最も効果が期待できるものに絞ってIT活用をすることになる。それはどんな学習項目なのか、どんな学習活動をどうサポートするものなのか。つまりは目のつけどころ。教師の力が問われる部分。

3つめはコンテンツ、リソースの調達方法。肝心の教材はどうやって手に入れるのか。すでに誰かが作って公開しているものを、そのままありがたく使わせてもらうのか。少し現場に合わせてアレンジするのか(アレンジしやすいリソースなのかも要チェック)。それともゼロから作るのか。悲しいことに、予算をゲットしてゼロから作るぞって意気込みの人ほど、既存のリソースについて把握してなくて車輪の再発明をする(あるいはトンチンカンなものを作る)パターンも多いので、教材設計は計画的に。

書き出してみて気づいたけど、話してないことも入ってるな(笑)。