iPadは、とにかくアプリの充実がすべてだ。
- 2010年06月28日
前回の記事から3週間、やっとこさiPadを手に入れました。まだ無料アプリをちょっと入れた程度の利用ですが、世間的には遅すぎる「使ってみたよ記事」です。
iPadを使ってみて一番スゴイなぁと思ったのが、動作がキビキビしていること。パッとアプリは起動するし、切り替えもスムーズ。画面も大きくて快適ですね。僕は普段iPhone3Gを使っていて、さらに最近iOS4にアップデートして動作のもっさり具合に拍車がかかっているのですが、そういうのを差し引いてもこの気持ちよさは特筆すべきものがあります。
僕がiPadを購入した理由は大きく2つ。ひとつは、主に学会発表など年に数回の外へのMac持ち出しが大変なので、iPadを利用できれば装備が軽くなるだろうということ。もうひとつは、学校教育で活躍する端末としてのiPadの可能性を期待しているから。この2つのケースについて、これからいろいろと検証していこうかと思っています。あと、母をはじめとする「PCは全然わからん人たち」にiPadは何かをもたらすことができるか、という点も気にしています。
学会発表などでの外への持ち出しが可能かは、主にKeynoteや入出力環境を試していくわけですが、教育現場で使えるかはやはりアプリがすべてだなと感じました。まだ無料アプリを少ししか試せていませんが、おお!と感じたのはDropboxと筆談系アプリくらいですかね。教育系アプリはまだまだiPadの良さを生かしたものが少ない感じ。CD-ROMコンテンツの再来といった発想のものが多い気がします。有料アプリも見ていけば感想は変わるかもしれませんが。
原石状態のiPadは、まだ教育現場の即戦力にはなりにくい感じ。これからいかに素晴らしいアプリが出てくるかが鍵ですね。逆に言えば(細かい注文はあるものの)ハードとしてのiPadの魅力は非常に大きいです。アプリ開発者にはぜひともがんばっていただきたいです。僕ですら、赤松正行「iPhone SDKの教科書—Cocoa Touchプログラミング、最初の一歩」を衝動買いしてプログラミングを勉強し始めたくらいです(笑)
ちなみに、iPadは付属品を一切購入してないので、ケース類などをお店に見に行きました。僕はiPhoneは、パワーサポートのクリアケースを背面に装着、付属のアンチグレアシートを貼って、デジカメ(Xacti)の付属品の布袋に入れています。iPadはiPhoneほどは頻繁に持ち出さないので、インナーケースとシートを買うにとどめようかな。というのは、iPadの広い背面にプラスチックやシリコンのカバーって、iPadの質感をえらく損なうような感じがするんですよね。iPhone以上に。かといってシステム手帳風になる革製のカバーもiPadらしくなくなる感じでイヤ。あと傾斜をつける台みたいなのはほしいけど、純製品をはじめカバータイプは微妙だし、「coolfeet」とかちょっと高いしなぁ。むうう。