ばかにしない褒め方
- 2009年03月11日
- 自分のこと
はてブのホッテントリを見てるとダーリンコラム(ほぼ日)が出てたので、すごく久しぶりに読みに行った。ほぼ日、昔は毎日読んでたんだけどな。忙しさにかまけてしまってたかも。
ばかにしないということ。|ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム
もう昔のことで、誰が言ってくれたのかもはっきり思い出せないんですけど、「そんなに単純にスゴイとか言ってちゃダメだよ」と言われたことを思い出しました。それは僕が、電通だったか博報堂だったかの人がやった仕事というのを見せられて、わりと第一声で「スゴイなぁ」と言っちゃったという話。全然仕事の内容とかを深く読み取ってないのに、よく考えれば何が「スゴイ」のか。なんか電通とか博報堂とか名前を聞いてありがたがってしまったんだと思います。それまで広告批評とか好きで読んでて、そういう広告代理店に就職しようとまでは思わなかったけど、確かに憧れはあったんですよね。「電通(博報堂)の人に素晴らしい人はいるけど、みんなが素晴らしいとは限らない。もっとちゃんと物事を見なさい」。なんかそんなことをズバッと言われたと記憶してます。
なんか、いたずらに自分を卑下して、それでいて評価している相手のことはちゃんと見てなくて、結局自分にも相手にもプラスになってない状況を生み出してたのかな、と思いますね。そこを指摘されたんじゃないかと、今は勝手に解釈してます。
スゴイですねーって褒めるのって、ある意味簡単ではあるんですけど、敬意がなくてもできるというか、敬意を持っているつもりでも伝わらなかったりする行為なんじゃないでしょうか。あえて強く言えば、逆にばかにしている感すらある。訳がわかってないヤツにおべんちゃら言われても・・・という感じ。
自分を意味もなく低く下げることなく、かといって上から目線でもなく、素晴らしい部分について素晴らしいと言うこと。それはすごく難しい。自分のことも、相手のことも、ちゃんと考えることが重要な気がします。
ここで語られている「自分をばかにしない」とつなげるべきなのかという感じですが、思い出したので書いてみました。