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ブログ「HAPPY*PRESENTATION」をはじめたわけ。

以前の記事「2009年に経験したい、新しいこと」でもふれましたが、昨年末より「HAPPY*PRESENTATION」というブログを新規に立ち上げました。これは、2007年の夏に情報教育系のカンファレンスで発表した際に、「もっと素敵なプレゼンテーションがたくさん出てきてほしいなぁ」という思いを強くしたことが始まりでして、プレゼンテーションに対しての自分の考えや実践していることを書いていこうというものです。

自分のことを棚に上げて言わせてもらうと、つまらないプレゼンテーションってすごく多いし、プレゼンテーション自体をいやがる人(あるいは苦手意識が強い人)もたくさんいると思うんですよね。学会発表みたいな、プレゼンテーションが仕事の一部である人の集まりであっても、ひどいものって少なくないですし、それ以前に「ま、こんなもんでいいだろう」みたいな意識の発表者が多いように思います。僕個人として、そういうのは聴いてて気分が良くないし、時間の無駄だとさえ思ってしまう。そもそも、その場と時間を共有している人に対して失礼じゃないですか。発表者が最初からどうでもいいんだったら、別にプレゼンテーション自体しなくていいじゃないですか。

学会は「発表しました」というアリバイ(=実績)を作る場だから、そもそもその内容について発表者もこだわってないし、聴き手も流している。そんなもんだよ。

以前そういうことを知人に言われたことがあります。それは確かにそうなんでしょう。でもそれって、とてもむなしい。本当に誰かのアドバイスを必要としていたり、何かを伝えようとしてみんなの前に出てきている人もいるはずで、そういう人たちと向き合う人が聴き手にいないことは不幸だし、学会や研究会という場がみんなそうなっていくと、もうどうしようもない。

「HAPPY*PRESENTATION」のエントリーでも書いていますが、プレゼンテーションは学会やビジネスの現場だけでなく、日常誰しもがやっていることです。人と人とのコミュニケーションの1つであって、それは決して「どうでもいいこと」ではないと思います。

仕事でバリバリプレゼンテーションしてる人から、私には縁がないと思っている人まで、読んで意味のある内容にしていきたいと思っていますので、ぜひ「HAPPY*PRESENTATION」をよろしくお願いします。