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Webクリエイター女子についての記事を読んで

Web Designing 2012年6月号の「ゆけ!Webクリエイター女子」が面白い。いや、内容自体は特筆すべき点があまりなくて残念な感じなんですけど、企画側が考えていただろう落とし所に反して、Webクリエイター女子が軒並み「男も女もない」みたいな返答をしているところが面白いのです。全体的に感覚的な語りで誌面が埋まるのを避けるためか、マネージメントやマーケティングの視点の記事が挟まれてるんですけど、これはこれで浮いてて機能しているとは言えず。

それでも、インタビューのトップバッターの高木結さん(インサイドテック代表)は「いくつかの事例を、一般論として語るのもどうかと思うのですが」と冒頭にきちんと前置きして、物事に対するアプローチの種類について丁寧に見方を述べている点が好印象でした。こういう文章ならもっと読みたいなと思ったのですが、高木さんはブログとかは書いてないのかなー。

僕は日本語教育の業界を10年くらい見ていますが、日本語教師って女性の比率が高いんですね。職場にもよるでしょうけど、8割くらい女性だったりします。担当チームに男性が僕しかいない、みたいなことも普通なので、男性だから女性だからというのは、あまり気にしたことはないですね。それより、それぞれのキャラクターというか、仕事の進め方とか、こだわりとか、性格とか、どういう順番で話を通したりすると良さそう(笑)とかを、自分なりに感じ取ってコミュニケーションを取っていくことを意識しています。チームで仕事をするうえで当然の話なんでしょうけど。

僕自身、Web制作者仲間と接するときも、男性だから女性だからとか特に考えないですね。話が合う人は合うし、合わない人は合わない、というのが基本ですけど、わりと女性の方が感覚的に揃いやすいと感じることもあります。まぁそんな簡単に二分できるものでもないなぁと。もっと普通に一人一人を見ていけばいいんじゃないの?と思っています。

そういえば今月23日は、Woman's Web Fes in Takamatsu 2012 という「Web業界での女性の働き方・キャリア形成・Web制作スキルアップなど様々な課題を女性視点で考える女性のためのセミナー・イベント」が高松で行われるんですよ。偶然ですけどステマちっくな紹介ですね。僕は上述のような考え方なので「女性視点」というのがどのように扱われるのかだけでなく、純粋に「大きな意味での仕事の仕方」みたいな話を聞きたいなと思って参加します。ご興味ある方、香川のうどんを食べつつ学びましょうー。