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Twitterと事業に関するイベントに参加して思ったこと

記事タイトルが謎ですが(いいのが思いつかなかった)「第5回 テックカフェ 「新しいWebサービスとNPO広報」 ~ こんなに楽しいTwitterでもっとコミュニケーション! ~」というイベントに行ってきました。僕はNPOとは直接関わりがないんですけど、Webサービスを事業でうまく活用していくというのは、教育機関向けに僕がよくアドバイスしてることなので、参考になるお話が聞けるかもーということで参加してきたわけです。

行けなかった人が参考にするようなイベントレビューは参加者の誰かにお願いするとして(おい)、僕は例のごとく感じたことや考えたことを。

ゲストのおふたりはTwitterに関する一般的な話をNPOの活動と結びつけながら話してくださって、それはそれでとても意味があることだと思ったのですが、やっぱり自分でやってみないとわからないよなぁ、ということも同時に感じました。まだ僕自身読んでないですけど、Twitterを論じた本は結構たくさん出てますから、知識を入れるのはそう困難じゃないと思います。今回のイベントでTwitterに興味を持たれた方は読んでみるのもいいんじゃないかと。

いやそれはTwitterの一般的な話であってNPOでどう使えるのか知りたいのだよ、というのもあると思うんですけど、最初から広報ツールとしてTwitterを理解するというのは難しいかなぁという気もするんですよね。Twitterは個人のつぶやきをポストするものだから、ユーザーのTL(タイムライン)というインターフェースにはプライベートなものが並んでいくでしょうし、仮に広報的な狙いで使うにしても、そこにプライベート感というか、Twitter的な空気をまとっていることが大事なんじゃないでしょうか。何はともあれフォローしてもらわないとリーチできないですからね。そのTwitter的な何かを体感するためには、とりあえず身軽な状態で使ってみる、個人アカウントでいろいろチャレンジしてみたら?と思うわけです。

僕はTwitterアカウントは1年以上前に取得してたんですけど、頻繁に使い始めたのはこの半年くらい。僕は講師業とか相談に乗るとかの仕事が多いので、コンピューターの前に座ってる時間が(Webデザイナーとか呼ばれる人たちより)長くないんですよね。だからTLを見る機会も少ない。あと携帯が好きじゃなくてモバイルも関心がなかった。それを変えたのがiPhoneで、移動中に読んだり書いたりする敷居が下がったのがとても大きいです。ふぁぼられたりreplyあったりすると嬉しいし、自分も誰かにひとこと言うのも気楽だし、それでライフスタイルの中にTwitterが入ってきたという。でもTwitterをやりはじめたとはいえ、ブログも書くしRSSリーダーも使うわけで、そのへんは楽しみが一つ増えたなーくらいの感覚です。そこで疲れてしまうほどの義務感も感じないというか、まぁ疲れることもあるだろうけどそのときは何か気分を変えてみたり・・・ぐらいの付き合い方ですね。

事業としてビジネスとしてやるわけだから、Twitterの費用対効果って無視できないわけで、そのためにも本題から入りたい、事業にどう活かせるかをまず知りたい、というのはよくわかります。ポストするのもコストがかかりますから。でも、Webサービスをいちユーザーとして楽しむというか、自分なりのつきあいかた(距離感)を得る過程が必要かなと。そのうえで、事業としてどう使うかはまた別に考えていけばいい。

事業と関係が深いのも深くないのも含めて、Twitterにまつわるいろんな利用事例というか、人の姿が見える物語にもっと接することができたらいいのになぁ、と思います。事例というと大企業の美しい成功事例が本や学会でも語られるんですけど、条件が整いすぎてるとか、都合の悪い(企業にとってマイナスに受け取られかねない)ことは語られない、というのがあるので、いまひとつ心に響かなかったりするんですよね。失敗事例もすごく意味があるわけで、みんなでシェアしてよりよい形に持っていけるような場が必要だなぁと、このTwitterの件に限らず常に思っています。

今日のイベントの参加者が自分なりにTwitterを使って、感じたことや思ったことをつぶやいて、それをみんなでシェアして、次のイベントで語り合うような展開になったらいいなぁ、と思うのでした。みなさん、おつかれさまでした!