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TalkNote × Frontrend に参加してきました

週末は、TalkNote Vol.8「TalkNote × Frontrend」に参加しに静岡に行ってきました。

いつもはお話系が多い印象(?)のTalknoteですが、今回はサイバーエージェント所属のフロントエンドエンジニア4人がセッションを担当。キーワードも、CSS、JS開発ツール、レンダリング、Backbone.js、などなど技術色の強い内容。僕自身は、そういう技術面の強さを売りにして仕事をしているわけではないので、どうなんだろうなぁ、ついていけるのかしらと思い悩んでの参加でした。

で、参加した結果ですが、やはりテクニカルな実例がたくさん出る内容でした。十分には理解できない部分もありました。でも「いまどきのサイトを『設計』するうえで知っておくべきこと」の最低ラインを実感することができたのは収穫でした。

それについて十分に理解し実践レベルでこなせる段階を10として、今の自分の理解度がたとえ1や2程度であったとしても、それが0であるのとは大きな違いがあります。

たとえば2まで到達していれば、努力すべき方向性が見えているので、あとはコツコツ頑張れば数字は上げていけます。自分が実際にコードを書かない立場であれば(他の人にお任せできるのであれば)必要なレベルは5程度という場合もあるでしょう。

0というのは、自分がそれを学ぶ必要があるのか、その優先度はどれくらいなのか、必要なレベルはどこまでなのか、どの方向にどれくらい努力すれば良さそうか、そういったことが見えていない状態です。そんな状態では、謝った判断をしてしまう可能性も高くなるでしょう。だから、とにかく1や2くらいまでは勉強する必要がある。やめるか続けるかは、そこまで到達してから。

とはいえ、忙しい日々の中で新しい(しかも学ぶ価値のあるものか判然としない)ことに手を出すのは、躊躇してしまいがちです。その点は、主催の勝又さんのチョイスだし、すでに他のイベントでも十分な評価を得ているFrontrendということで、まぁ大きな間違いはないだろうという思いは事前にもありました。実際のセッションも、なぜこれを学ぶ必要があるのか?という根本の部分をきちんと押さえた展開だったので、説得力があったのがよかったですね。プレゼンも非常に分かりやすくレベルが高かったです。

CSSに関するセッションは、CSSの問題点、設計の重要性、Sassを例にした設計の具体的手法、コードの管理といった流れで、個人的には総復習といった感じで頷きながら聴きました。このセッションをそういう状態で聴けたのは、昨年の秋から本やWebや人から時間をかけて学び、自分でも少しずつやってきた結果だと思っています。

逆に言えば、この日学んだことも、勉強した気になってその後放置していては身にはならないわけです。セミナーマニアにならないよう、引き続き資料を探して目を通したり、実際に手を動かしたりして、自分なりに納得のいくレベルまで持っていこうと思います。

関係者のみなさん、どうもありがとうございました。