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プレゼンテーションを学びたい人にオススメの本:2013年冬版

3年半ほど前に「プレゼンテーションを学びたい人におすすめの本」というメモ的な記事を書いたのですが、その後定期的にチェックしていると面白い本がいくつか見つかったので、2013年冬版と称する形でまとめておきます。内容的にはあまり重ならない4冊なので、どこから読んでも、全部読んでも損はないと思いますよ。

眞木準「ひとつ上のプレゼン。」

プレゼンに関する本は毎月確認していますが、この本以上にお気に入りのものに出会ったことはないかな。僕の「プレゼン観」に大きな影響を与えた一冊です。プレゼンを稼業とする広告業界の人たちの「プレゼンとは何か」という語りを集めたもので、プレゼンのテクニック解説の本ではありません。でも、それがいいんですよね。仕事論としても面白く読めるかと思います。

村尾隆介「ビジネスは、毎日がプレゼン。」

なんかもう僕が書いたんじゃないかって思うほど(笑)村尾さんのプレゼンに対する考え方には共感できることが多いですね。実践方法についてもバランスよく言及されていて、読み物形式になっているので、カジュアルな最初の1冊を探している方にも良いかもしれません。村尾さんも一度お話ししてみたい方の一人ですね。

平林純「論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意(サイエンス・アイ新書)」

平林さんの前著は、考え方から実践方法(特にスライドツールの使い方のレクチャーが良い)まで非常に質の高い解説の本なのですが、ところどころに品のないオヤジギャグがあって、万人にはお勧めしにくい残念さも持っていました。でもこの本は違います。そういう残念な記述はなく、前著の内容をさらにパワーアップさせた形で、教科書としても安心して使えます。

角南北斗「プレゼンのプ。」

最後にしれっと、この春に出した自著も紹介しておきます(笑)。特に大学生や、仕事ではプレゼンをする機会があまりないと感じている人に向けた、基本のキ、入門の中の入門書です。ワーク形式ですので、実際に取り組みながら学ぶことをお勧めします。

ということで、特にオススメの4冊でした。本を読んだら実践です。共感したりテクニックを知ったりするだけでは、プレゼンはうまくなりませんので。