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大阪人のコミュニケーションスタイル

よく「大阪の人なのにあんまり大阪弁じゃないですね」と言われます。

かといって標準語などではまったくなく、明らかに大阪弁なのですが、ニュータウン育ちということもあってか「コテコテの大阪弁」ではないんでしょう。電話に出るとき「まいど」が第一声じゃないところとか(そこかよ)。

自分自身の大阪弁濃度は別に気にしないのですが、関西圏の外に出かけていく機会が増えた最近、大阪人のコミュニケーションスタイル、というものを考えるようになりました。いや、大阪人と非大阪人という区分は正しくなくて、単に自分と似てるか似てないかという違いなのかもしれませんけど。

なんというか、僕は黙ってるコミュニケーションって苦手なんです。人とコミュニケーションを取るとき、短い受け答えを互いに重ねていくような感じが好きというか。だから「何でもツッコミすぎ」とかよく言われるんですけど。

漠然とした実感ですけど、大阪的だと言われる(?)「アホか」とか「何言ってんのアンタ」とかいった、相手の話の間合いに言葉を突っ込んでいくスタイルって、結構誤解されやすい気がします。自分の話の邪魔をされたとか、非難・否定されたとか、そう感じさせているところがあるような。その言葉には、別にそれほどきつい意味はなかったりするんですけど。

そういうコミュニケーションは大阪人同士でやればいいじゃん、って話ではあるんですが、実際はそうもいかない。相手が非大阪人だと感じつつも、ついやってしまう。それはなぜかと自分なりに考えると、そういう言葉の連続で相手との適切な間合いを計るスタイルが自分に染みついているから、ではないかと。

細かく突っ込んでいって、相手のノリとか受け答えのスタイルを見極めていく。こういう返し方でもこの人は大丈夫だなとか、逆に冗談を真に受けてしまう人っぽいなぁとか、ね。言葉の量が多いぶん、1つ1つの意味の大きさは薄まるかもしれません(だからといって無責任な発言には気をつけないといけませんが)。だから「普段は黙ってカウンターで一撃」みたいなスタイルのは苦手なのかも。