IEを使い続ける理由
- 2009年01月24日
- Web制作
F's Garage:IE6についての考え方(2009/01版)
Developer toolsとしてのFirefoxは成功しています。ただし、開発者、制作者が当たり前のように使うブラウザだからと言って、インターネットにたまにアクセスして情報を得たいユーザーにとって必要なブラウザとは限りません。IEで問題なく目的を果たすユーザーは、これからもIE6は重要なブラウザであり続けるでしょう。
そうなんですよね。
私が仕事に行っている教育機関では、IE6を使っています。関連機関を含めてコンピューター環境は統一されているので、利用している教師が選べるわけではないのですが、ブラウザって何?IEって何?、という意識の人がほとんどです。実際のところ、それで特に不満や不便さを感じていないように思います。
僕は、ブラウザ環境など特にカスタマイズ欲が強い方だとは思いませんが、タブ機能は外せません。だからSafariを専門学校で教える際にタブ機能を紹介したのですが、タブの何が便利なのかわからない、という反応が大半でした。ウィンドウを普通に開いていけばいいじゃない、と。
ある機能が便利であると思うかどうかは、その機能に関わる不便を強く感じているかが大きいでしょう。1度きりの不便なら我慢もするでしょうから、不便を何度も感じるくらい、その作業を繰り返している必要があると思います。
そしてもっと重要なのは、その不便は解消できる可能性があるということを知っているということ。プラグインを追加する、他のブラウザを使う、などなど。コンピューターはカスタマイズできるもの、カスタマイズする努力によって輝くもの。コンピューターに詳しくなると、ついついそういう発想を疑いもなく人にも求めてしまいますが、そういう発想を持っている人は実際は多くないように思います。
個人の意識の問題ですらそうなのですから、会社のコンピューターなど自分ではどうしようもない状況も多いなか、単純に「IE6クソ」と言っているだけでは・・・と思います。もちろんCSS書くのが大変!とかありますけど、一部を全部と履き違えてしまわないように、ということですかね。