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ICカードチャージ機の手続きデザイン

ICOCA(JR西日本のICカードね)の自動チャージ機って、何回使っても慣れません。カードを入れて、チャージする金額を選んで、カードを受け取る。その流れはわかるんですけど、手順を踏むたびに一瞬何をしたらいいのかわからなくなってしまいます。特に、チャージする金額を選んでからカードを抜くまでの流れに引っ掛かりがあります。

なんでだろう?と考えていたのですが、きっとあれです。カードの挿入口の形状が影響してるんですよ。全部の自動チャージ機がそうなのかはわかりませんけど、僕が普段使うのは、縦の溝にカードを突っ込むタイプ。溝の幅に余裕があって、入れた時の手応えがないんですよね。チャージの金額ボタンを押したらすぐに抜いてOKで、溝の口のところのランプが点滅するんですけど、なんだか抜いちゃっていいのか戸惑うんです。どうもチャージが正常に完了した手応えがない。

切符も回数カードもスルッとKANSAI(プリペイドカード)も、カードを挿入口に入れると内部に吸い込まれて、記録が済むと出てくる仕組みですよね。あれって、まぁ記録するうえで内部の記録装置を通さないといけないっていう物理的な理由が大きいんでしょうけど、流れが明確なんですよね。吸い込まれたら手続きが始まるってわかるし、吐き出されたら手続きが完了したってわかる。ICカードのチャージは、カードが動かずそのままそこにあるので、なんか手続きが進んだ感がない。それが妙な引っ掛かりを生んでるんじゃないかと。

わかりやすさを優先するために、必要なくてもカードの出し入れをさせる。そんなデザインもあってもいいんじゃないでしょうか。