withComputer

目に優しいディスプレイを求めて

2年前にMacBook Pro用の外部ディスプレイを購入する際、相当に悩みました。最終的にはアイ・オー・データのLCD-TV241XBRという製品を購入したのですが、これはとても気に入っています。前回の記事「iMacをどげんかせんといかん」でも触れた、iMacにわざわざつないでみようとしているディスプレイです。

僕がディスプレイ選びに時間をかけた理由は、目への負担を軽減したい、という一点につきます。もともと目が疲れやすい体質であり、知り合いから「ディスプレイ選びに失敗して目を悪くした」という話も聞いていましたから、とにかく値が多少張っても目に優しいものを買いたかったわけです。

購入したLCD-TV241XBR(以下アイ・オー)の、iMac 24インチと比べて良いところは大きく2つ。ひとつは、画面を好みの暗さにできるということです。「iMacをどげんかせんといかん」ではiMac 24インチは輝度調整の意味がないほど明るいことを書きましたが、アイ・オーのは細かく段階を追って暗くしていけます。部屋の明るさに応じた調節が可能だから目に優しい。

もうひとつの良い点は、角度や高さの調整が柔軟に可能だということ。過去にあった首振りiMac以外のiMacは、基本的に画面の高さや角度をほとんど変えられません。iMac 24インチは、机の上から液晶の下端まで結構な距離があります。これはアイ・オーの高さを最大限高くした場合とほぼ同じ(若干iMacが高いぐらい)。画面の位置が高いと首や目を必要以上に動かさなければならず、疲れがたまりそうです。アイ・オーのは、かなり低く地をはうような形にして使っていて、僕のようにちゃぶ台で使う場合にも快適です。あと、僕の場合はノート型をよく使うのでそれに慣れているというのもあります。

僕もディスプレイ選びの際に参考にした「miyahan.com | WUXGA 高解像度ワイド液晶ディスプレイ選び」を見ると、輝度や高さに関する柔軟性のあるディスプレイは、ごく少数であるようです。他に、液晶パネルの質の比較も参考にさせてもらいましたが、これは店頭ではなかなか確かめにくいので、アイ・オーのが良くてラッキーだったなと(iMacを買ってみてはっきりと)思います。ただ、アイ・オーが常にベストかというとそうでもないようで、後継機種はパネルのざらつきだったりフレームの反射が気になったりと、あまり高い評価を得られていないようです。これだからディスプレイ選びは難しい。

そこまでディスプレイにこだわってたのになぜiMacを買ったのだ?というツッコミはあるかと思いますが・・・今回は勉強になりました。近いうちにちゃぶ台&座布団から机&イスに環境を変えて腰をいたわろうかと思っているのですが、机の高さ、画面と目との距離、キーボードの手前部分のスペースなど、ちょっとした環境が変わるだけで体への負担は感じるものだな、ということもわかりました。

ということで、みなさん、ディスプレイ選びはどうぞ慎重に。