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ブログ=日記、と思い込んでいるあなたへ

ブログ炎上で初の検挙とかなんとかのニュースがテレビで放映されてて、そのなかで「ブログ=簡易型ホームページ」みたいに説明してました。簡易型かぁ。なんか「ホームページ」に劣る感じがする。決してそんなことないのに。

よく「ブログ=日記」とも言われますけど、僕はこれがブログの可能性を狭めているんじゃないかと思います。ブログで日記は書けるけれど、それは使い方の1つであって、ブログってCMSって考えた方がいいと思うんです。やり方によっては、ブログを使って普通の「ホームページ」を作ることだってできるし、フォトギャラリーとか(決済システムを除けば)ECサイトっぽい体裁にも持っていける。ブログを使えばコンテンツの更新も楽。サイトの運営には、ほんと心強い仕組みだと思うんですね。

あ、もちろん、CMSなんていう一般に浸透しっこない言葉や概念より、ブログは日記であると説明する方が圧倒的にわかりやすい、というのも承知しています。そう表現してきたからこそ、ブログがここまで一般に普及したと言えるでしょう。もっとも、最近は日記と言えばmixi日記を連想する人も多いみたいですが。

ただ、ブログ=日記、という概念が広まった現在、本屋さんの本棚に並ぶ「ブログを始めよう」系のブログ入門書で扱われている例は、全部日記なんですよね。だから、日記に興味がない人は読んでもたぶん面白くない。そういう人は普段からブログも読まずに過ごしてると思うんです。

でもね、日記はどうでもいいけど何らかのデータベース作りは好きっていう人、結構いると思いません?本のデータベースとか、映画の鑑賞記録とか、いろいろ。そういうの、ブログを使ってやると便利じゃないですか。

もちろん、そういうことをブログでやってる人はたくさんいます。ブログの利便性をいったん知ったら、これを活用しない手はないってね。でも、ブログ=日記という先入観が邪魔して、ブログは自分に関係ないって思い込んでる人がいる気がします。そういう人たちに、うまくアドバイスできないだろうか・・・そんなことを思う今日この頃。