長谷川恭久さんのポッドキャストに2度目の出演です
長谷川恭久さんのポッドキャスト「Automagic Podcast」でお話してきました。すでに第121回として公開されています。Web業界と教育業界について、あれやこれや語っております。やや長め(1時間ほど)なのですが、ご興味ある方はぜひお聴きくださいませ(ちなみに第41回以来2年半ぶり2回目です)。
内容については聴いていただければ・・・なんですが、以下ちょっと関連するかもしれないことを、つらつらと。
冒頭(3:30付近)で、長谷川さんが僕のことを「Web業界をちょっと外から見ている人」と捉えているという話があります。他の人からも同じようなことを言われるんですが、確かに「Web制作会社にWebデザイナーとして勤務して毎日Webサイト作ってるような人」からすると、Web制作を手がけてるとはいえ「大学生を対象にプレゼンのワークショップをやっています」とか「飲食店経営とか図書館情報学も教えてます」とか「日本語教育のプロジェクトの研究費申請書を大学教員と書いています」とか話す僕は、かなり異様に映るだろうと思います。このブログにしても、直球でWeb技術について書くことはほとんどないですしね。
自分自身、そういう様々な領域に足を踏み入れる活動を最初からイメージしていたわけではなく、目の前の現場で必要とされる仕事や役回りをやる、あるいは依頼されることの積み重ねで、結果的にそうなった感じがあります。ずっとフリーランスなので、依頼されるような位置にいないとダメだっていうのもありますが。
そして「この業界を外から見よう」とか自分で思っているわけでもなく、固定された領域や役回りで仕事をする時間が他の人に比べて短いのと、領域が違っても共通の部分を見つけて経験を生かしていく(あるいは違っていることを意識して行動する)ことの積み重ねが、自然とそういう見方につながっているのだ、と自分では思っています。
新しい相手と仕事する、新しいプロジェクトを始める、といったとき、たいてい未知の何かがそこには含まれていますよね。単純に対象に対する知識だったり、その分野の常識と言われるような考え方だったり、仕事のやり方やマインドだったりに、自分が詳しくないということはよくあります。
そして、詳しくないままでいることは(少なくとも知らないことに無関心であるという姿勢は)仕事がうまくいかない原因になりえます。だから勉強しないといけない。その勉強を楽しめるか、知ることを面白がれるかは、大事なことです。ときに仕事の報酬とつり合わないくらいに勉強しないといけなかったりするのですが(笑)、そこで学んだことがいつか他のことにも生きると思えば、将来への投資としても捉えられますしね。なので最近はむしろ、周囲に専門家がいないような領域、多くの人がまだ足を踏み入れないような場所の仕事を任せられる方がいいな、などと思っています。
ということで、Webのデザインやテクノロジーのお話がほとんどのポッドキャストのラインナップに、ちょっと違う系統の話を投げ入れている今回の放送を、ぜひお聴きいただければと。