withComputer

いまを見直す

気がつけば久しぶりのブログ。家族が入院したりなんだりで、昨年末あたりから繁華街(中学生か)にあまり出ない日々が続いている。セミナーとかも、年明けてすぐのCSS Nite LP以外は、小規模な勉強会にひとつふたつ参加した程度。

で、部屋に引っ込んで、あーだこーだ言いながら、今まであまり真面目に取り組んでこなかったことをやっている。技術的なこともそうだし、作業の手順とか、仕事に対する考え方とか、誰にどう伝えていくのかとか、これからのことを考えて今を見直している。

毎年というか常日頃から危機意識は持つようにアンテナを張っていたつもりではあるけれど、いまのそれは自分史上最強レベルに強い(気がする)。意識してるだけじゃダメだ。口だけではダメだ。動かないとダメだ。わかりやすい特技がない自分だからこそ、なんとか生きていく隙間を見つけて入りこまないといかんのだ、という思いに駆られている。

自分にとって新しいことをやっていくのって大変だ。それを一通り知ることも相応に時間はかかるけれど、それを自分がどう扱えばいいのかをつかむには、さらに時間と根気と体力がいる。

例えば、Sassを勉強するなら、先人たちの丁寧なブログ記事を読んでいけば概要は十分に理解できる。技評から出てる電子書籍「Sass入門」を読みつつ実際に書いてみれば、ある程度使えるようにはなる。環境構築だってCodeKitのような便利なアプリがあるし問題ない。でも、Sassを自分の仕事に具体的にどう上手く取り入れていけばいいのか、そのために他の周辺技術や知識として何を知っておいたらいいか、さらには自分の考え方のどこを変えていけばいいのか、そういう部分を実感するのが難しい。自分の好みだけで決められるのならともかく、時代の流れとか、協業相手のやり方とか、クライアントの価値観なんかも合わせて考えないといけないし。

遠回りしたり失敗を繰り返したりするので、まぁ確実に勉強にはなるのだけれど、通常業務と並行してだから大変。そもそも見通しの付かない工程だから、早く片づけてしまおうと焦ってもロクなことにならない。かといって、今やらなかったら、また長いこと手を付けないで過ごしてしまいそう。なので、テンションをあまり上げ下げせず、ひとつずつ石を積み上げていっている。

来年の今ごろに「やっててよかったなー」と思える程度には成果を出すのが、とりあえずの目標。