第1回CSS Nite in KOBEに参加して
- 2012年10月14日
先週末になりますが、CSS Nite in KOBE, vol.1に参加してきました。今回は4セッションすべてが、技術ネタではなく仕事の仕方・考え方に関するもの。実行委員の岡田さん(株式会社ふわっと)のお人柄が表れた、やわらかな雰囲気が印象的なイベントでした。
今回は実験的に、セッション中に考えたことをリアルタイムで積極的にツイートする、ということをやってみました。同じようにツイートしている人たちにRTやリプライで絡んでもらって、副音声実況みたいな感じで楽しかったのですが、話を聞きつつ考えながらツイートするというのは、なかなかに負荷が高くて大変。考えを巡らせることに意識が向きすぎると、うっかり話を聞き逃してしまいます(笑)。
でも、そうやって「つっこみながら聞く」というのは、姿勢としてけっこう重要だと思っています。なぜなら、やり方さえ知れば即役立つ技術系Tipsとは違って、この手の話は、考えを自分なりに消化しないと身に付かないと思うからです。話を聞いて、本当にそうだと思えるか、具体的にはどんな例があるか、他の領域で何かつながりそうなことはないか、自分の環境ではどうしたら実現できるか、など考えながら聞くわけです。
考えるには時間が必要なので、そういうことは家に帰ってからやっても構いません。が、話を聞いてから時間が経つと、モチベーションも下がっていっちゃうんですよね。他にも仕事があるとか言い訳をして、結局やらなかったりする。事実この記事も、イベントから1週間以上経ってから書いてますしね・・・。
なので、話を聞いてすぐに考える。ツッコミを入れながら聞く。頭がいちばん働いているうちに考える。単に聞いているのに比べて倍も疲れますが、ここで頑張っておかないと、何週間かしたらすっかり忘れてしまうのです。ブログに書いていないと、もう思い出すこともできなくなるわけで。
あともうひとつ、考えながら聞くことのメリットとして、セッション終了時に質問を思いついておけば、懇親会で登壇者に話しかけるきっかけが作れる、ということがあります。質問すれば、より深く内容を理解できますし、さらに新しい話を聞かせてもらえるかもしれません。まぁ、質問なんか用意してなくても登壇者に声を掛けられる人はいいんですけど、引っ込み思案な人には、セッションの話という共通の話題を登壇者と持てるってのは大きいと思うわけです。質問は、聞いていれば自然に思いつくわけじゃないですよ。質問を見つけようと思って聞くんです。それくらいじゃないと、どうしても受け身の姿勢で聞いてしまうので。
ということで、今回はますますイベントレポートでなく普通の記事になってしまいましたが、関係者のみなさま、充実した時間をありがとうございました。