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オススメの本は?と聞かれたので

PCカンファレンスで出会った学生には、よく「本からもいろいろ学べるよ」という話をします。オススメの本は?と聞かれたので、この本は読んで良かったなーと思い出せるものを挙げておきます。

鈴木克明「教材設計マニュアル―独学を支援するために」

教材をデザインする人だけでなく、広く授業をデザインする人向けのマニュアルです。書かれているのは基本的なことなのですが、現職教師でも押さえられていなかったりするので、教育に携わる人はとりあえず目を通したらいいのではないかと。

チップ・ハース&ダン・ハース「アイディアのちから」

とにかく面白い本ですね。その分厚さに敬遠している人は、とりあえず1章だけでも読んでみたらいいです。きっと気がつくと次が読みたくなっているはず。アイディアの思いつき方を語った本はたくさんありますが、これぐらい読みやすく、しっかりした本はそうないのではないかと。

眞木準「ひとつ上のプレゼン。」

プレゼン関連の本をたくさん読んでいる僕のマイベスト的な本です。技術の解説書ではありません。プレゼンとは何なのか、どのような心構えで行なうものなのか、そのことを考えるための本です。いろんな人のいろんなプレゼンを知ることができ、大切なのは小手先のテクニックじゃないんだな、と思わされます。ちなみに、この本に触発されて「プレゼンのプ 基礎から学ぶプレゼンテーション」という本を僕も書いています(さりげなく宣伝)。

平林純「論理的にプレゼンする技術」

コンパクトな本ですが、プレゼンの技術的な部分はこれ一冊読めば大丈夫、と言えるものです。理系分野のプレゼンを意識して書かれているので、派手さよりも堅実さ重視、学会発表などにも使えるので学生向きでしょう。意外にこういう正統派のプレゼン実践本って少ないのですよね。

本田直之「レバレッジ人脈術」

いわゆるビジネス指南書の類いです。このジャンルの本はあまり好きではないんですが、学生のうちに1冊ぐらいは読んでもいいだろうし、それならこれかなと。相手を意識したコミュニケーションを考える素材として読むと、いろいろと視野が広がるのではないかと思います。

箭内道彦「サラリーマン合気道」

箭内さんが仕事論・人生論を語ったような本。押しつけがましくなく、主張もあちらこちらに向くような内容ですが、それが僕にはすごく響きました。気楽な気持ちで読んでみて、真に受けたり受けなかったりするのがいいと思います。

上田信行「プレイフル・シンキング」

とある友人に勧められた本なのですが、すごく僕っぽい本、僕のこの15年くらいの関心領域と驚くほど重なっている本でした。何か新しい仕事を打診されたときに「Can I do it ?」と考えるか「How can I do it ?」と考えるか、という問いかけからこの本は始まります。後者の考え方がプレイフル・シンキングというわけですが、すごく心が自由になる本です。刺さる人には刺さるんじゃないかな。

という感じですかね。

最近は本が読めてないので、ちょっと古い本しか挙げられませんでしたが、ぜひみなさんも面白い本があったら教えてください。