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今日は今日のことしかできない

やべぇ、春以降ブログ全然書いてないじゃん今年終わっちゃうよ、などと思っていた10月のある日、母が倒れて病院に運ばれたとの連絡を受けた。くも膜下出血。ほんの2時間前は普通に話してたじゃん・・と思ったが、医者によればそういうものだそうだ。

母が帰ってくるまで「仕事に穴を開けない、胃にも、心にも」という、アホで自己中なキャッチコピーを掲げて淡々と生活を送った。電車の窓から見える病院に向かって、母と先生たちの健闘を祈りながら。

これは「こういう状況になってからできることなど、実質的にほとんどないから」というのもある。が、べつに状況なんて関係ないのだ。日ごろ実行できてないことは、急にやろうと思ってもできないし、無理にやっても良い結果にはならない。そして、その無理だって長くは続かない。今日は昨日の続きにしかなく、昨日と同じ24時間しかない。何かを悔やんで取り返そうとがんばっても、今日は今日のことしかできず、積み上げられるのは今日できる分だけ。この一件でそれを痛感した。

あれから2ヶ月ほど経ったいま、本当にありがたいことに、母は自宅に戻ってきている。こういう話を母とする機会も与えてもらえている。これからは心を入れ替えて親孝行を・・・などという無理はきっと続かない。母と過ごす毎日の中で、母と関係があることもないことも、今日できることを1つでも多くきちんとやる。そのための24時間のデザインが、当面の自分のミッションだと思っている。あ、遅れている制作仕事のペースを上げなきゃね・・・お待たせしている方、すみません。

オチは特にないので、今年いちばんよく聴いた藤井風のアルバムから「さよならべいべ」を紹介しておきます。ええ曲や。