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    <title>withComputer</title>
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    <language>ja</language>
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    <category>Weblog</category>
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      <title>withComputer</title>
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 <title>TalkNote Vol.4 で改めて感じた、数字の先にあるもの</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=324]]></link>
<description><![CDATA[<p>連休初日は<a href="http://talknote.me/vol4/event/">「TalkNote Vol.4」</a>に参加しに静岡に行きました。黒はんぺんフライは絶品でした。おしまい。</p>
<p>・・・という感じの記事でみなさま（誰）の期待（何）をスルーするのもアレなので、つらつらと思ったことなどを書きます。</p>
<p>今回はアクセス解析がテーマでした。前半のセッションでは江尻俊章さんが理論というか教科書的な解説をし、後半のセッションでは森野誠之さんがGoogle Analyticsを絡めて現場的・実際的なアドバイスをする、という構成でした。どちらのお話も「何に着目して分析するか」や「アクセス解析で改善できることの限界をきちんとふまえる」といった考え方の部分は同じだったのですが、前半の江尻さんの話が専門用語（といっても基礎的なものですが）をどんどん使っていくスタイルだったため、言葉の意味をよく知らない参加者（僕の席の周りはそんな感じだった）はちょっと置き去りにされてるかも？な様子でした。純粋に参加者として聴いているのに、自分のことより周囲の反応が気にかかってしまうワタシ。このままじゃマズいかもなーと思っていたら、司会の勝又さんが途中で質問する形でうまくサポートしたり、続く後半のさん森野のセッションが一転して具体的で現場的な例を挙げていくスタイルだったりで、全体としてはバランスの取れたものになっていたと思います。</p>
<p>以前にも言及しましたが、Web制作に関わる人って「数字を適切に理解し活用している人」と「なんとなく苦手意識があって避けて通っている人」とに二極化している印象があるんですよね。僕は自分では「両者のあいだ」にいると思っているし、この日の会場からの質問は、その間のレベルの人から出ていたような印象を受けましたが、そういう人たちがステップアップしていくリソースはまだ十分でないと感じるところもあります。</p>
<p>でもそれ以上に問題なのは「数字というだけで食わず嫌い」という層の人たちが圧倒的に多いことで、専門用語を表面的にしか理解していないために適切な施策が打てない、クライアントと（効果測定の文脈で）コミュニケーションが取れない、結果としてWeb業界全体の（クライアントからの）信頼を上げられない、という流れになっているように思います。</p>
<p>Webの改善策だけではクライアントの売上もそうは上がらないし、アクセス解析の業務だけで制作側に十分な収益がもたらされるわけでもない。そういったことは講師のお二人も話されていましたが、そのことをして「だから学んだり実践したりすることを後回しにする」のではなく、いまや当たり前にビジネスの道具のひとつとして使われるWebの制作に携わる者として「基礎として十分に理解して、種々の取り組みに活かしていく」ことが大切なんだと思います。</p>
<p>言葉が難しいとか、数字はとっつきにくいとか、そういう思いで「だから面白くないだろう」と決めつけてしまうのはもったいない。言葉は、その手の本を読むのに必要なだけで、その意味を理解することを先に押さえていけば、べつに小難しい専門用語を好きになる必要もないし、クライアントに対して使う必要もないでしょう。バズワードとして連呼するだけの変な理論や「専門家」から自分の（そしてクライアントの）身を守るためにもね。それに数字だって、ちょっと慣れてしまえば視野が広がって面白いですよ。僕も飲食店経営の授業を担当するまでは、数字には何となく苦手感もありました。でも別に得意にならなくとも、変な恐れをなくすだけで、不思議と自分の引き出しが格段に増えたような気持ちになるものです。</p>
<p>大事なことは、クライアントのビジネスをどうサポートしていくか。数字はそのための一要素に過ぎないと思います。そういうことを再認識させてくれたセミナーに感謝！ということで、僕からはあえてアクセス解析ズバリではない、でも同じ領域にあるオススメの本を挙げておきます。</p>
<ul>
<li><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4839922012/design719-22">名村 晋治「Webブランデイングの入門教科書」</a></li>
<li><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4502694908/design719-22">高畑 哲平「Webマーケティング思考トレーニング」</a></li>
</ul>
<p>前者は５年前の本なので入手は難しいでしょうが、内容としては今も古びていませんし、こういう切り口での類書はその後あまり出ていないだけに、読む価値はあると思います。いまだに僕の部屋の本棚の最前列に置かれています（笑）。</p>
<p>後者はこの春に出た本。僕は<a href="http://withcomputer.jp/talknote2.html">これの元になったセミナー（これもTalkNoteなのですが）に参加している</a>のですが、専門用語に振り回されず地に足をつけて考える第一歩として読めばいいんじゃないかと思います。</p>
<p>んー、もっとこういう本が普通にみんなに読まれるようになると、Web制作者の基礎レベルも上がって、よくわからない不幸な事例も世の中から減るんじゃないかなと思うんですけどね。目指すべきはこのラインじゃなくて、それぞれがここから先をどう創意工夫してチャレンジしていくか、だと思いますし。</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=324</comments>
 <pubDate>Wed, 2 May 2012 16:17:03 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>長谷川恭久さんのポッドキャストに出演しました</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=323]]></link>
<description><![CDATA[<p>長谷川恭久さんのポッドキャスト「Auromagic」の第41回（2012年4月26日配信分）に対談という形で出演させていただきました。世間的にはゴールデンウィーク。いつもより時間の余裕があるという方は（＆別にそんなことないよ！という方も）ぜひ聴いていただけると嬉しいです。</p>
<p><a href="http://yhassy.heteml.jp/mp3/automagic041.mp3">Automagic #41</a>（MP3ファイルへのリンクです）</p>
<p>対談のテーマをひとことで言うと「考えること・ディスカッションすること」になるでしょうか。このテーマ、対談前に特にしっかりと決めたわけでもなく、この対談の実現のきっかけとなったイベント（まにフェス）の休憩所での長話の再現でもありません。ブログを書いたり人前で話したりするなかで実感すること、デザインのプロセスが持つ「正解のない問い」への取り組み方の模索、意見を言うこととソーシャルメディアの反応など、長谷川さんと僕とに共通する点がいくつかあって、それが自然とこういうテーマにまとまっていったのかなと。</p>
<p>長谷川さんのブログ<a href="http://www.yasuhisa.com/could/">「could」</a>は14年になるそうですが、僕も自分のサイトを持ったころから文章をアップしていたので、そこまで含めると12年書き続けていることになります。対談の中でも「なぜ書くのか」という問いが出てきますが、いくつか理由はあるものの、僕の場合「自分の出せるコンテンツが文章しかない」というのが大きいです。目を見張るようなグラフィックや、心躍らせる音楽や、世界を変えるようなコードを生み出す力はないし、またそれを是が非でも得たいという強い願望もありません。書くことでコミュニケーションをする、そのためには考える姿勢がないといけないし、考えを整理し伝える言葉を持たないといけない。それしかできないけれど、それは自分の性に合っているのかなと今は思っています。</p>
<p>ブログを書いたらいいよ、とは常々まわりに言っているのですが、多くの人は書く（あるいは書き続ける）には至りません。書くのは面倒です。それは僕も実感します。人に見せる文章だと思うと「適当なことは書けない」と考えてしまうのでなおさらです。何時間もキーボードを叩いて結局公開しなかった文章も山とあります。それでも僕は「仕事を後回しにしてでも書く」いや「ブログを書くのは仕事」ぐらいに思っています。</p>
<p>なぜか。それは「書くには考える時間が必要だし、考えなくてもできる仕事は価値を失うのが速いから」です。</p>
<p>Web制作では、使えるものは効率的に再利用し、さらに自動化することの重要もよく言われます。昔は限られた技術者や専門家がコストをかけてやっていたものが、いまや誰でも簡単に、しかもそれなりのレベルのものを得られる、という例はいくつもあります。HTMLやCSSのベターなコードは、誰かが編み出した途端に世界中で共有されます。多くの人が必要とするような汎用的な機能は、CMSやライブラリやプラグインになっています。便利なスターターキットとWebサービスを使えば、それこそ中身がほとんどわからなくても高度なサイトを構築できる時代です。</p>
<p>もちろん、どんな時代も先端の技術には高い価値がありますが、それをリアルタイムで追い求められるスキルと意欲を持つ人は多くありません。少なくとも僕はできないので、多少なりとも先人が扱いやすく整理してくれたものに乗っかることになります。が、そうした段階になると、その技術の価値は実現コストとのバランス抜きには語れません。多くの人ができるであろうことには高い付加価値は付かないのだから、限られた時間をそこに投じていくのは賢いとは言えないでしょう。</p>
<p>ならば「汎用パッケージになりにくく、自動化もされにくいけれど、高い付加価値がありそうなもの」に優先して取り組みたい。僕がディレクションや（広義の）デザイン、コミュニケーションのような抽象度の高い話をしたがるのは、そういう背景があります。どんな現場にも共通して存在していて、答えも多様だけれど、一筋縄では解決しないプロセスも重要なもの。それらに取り組むには「考える」というプロセスが不可欠。考えるためには、時間の余裕と心の余裕がいる。だからこれは「仕事」として優先して取り組むべきもの、というわけです。もちろん、そういう分野を自分が面白いと思えるから、というのも大きいですけどね。</p>
<p>上述のポッドキャストでは、僕自身がそのことをどう捉えているかだけでなく、みんなとどう取り組んでいきたいかについても語っている（つもり）です。そのあたりを楽しんで聴いていただければと思いますし、ご意見やご感想をFacebookやTwitter（@shokuto）、あるいはGmailアカウント（shokuto）へのメールなんかでお伝えいただけると、とても嬉しいです。</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=323</comments>
 <pubDate>Mon, 30 Apr 2012 10:03:52 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>変化の激しいものと変わらないもの</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=322]]></link>
<description><![CDATA[<p>看護や介護分野での日本語教育支援を目的に制作された<a href="http://nihongodecarenavi.jp">「日本語でケアナビ」</a>の公開は2007年4月。ターゲットはフィリピン（のちにインドネシアも追加）からの外国人介護士なのですが、公開後に利用調査インタビューをしてみたところ、どうも十分に活用されていない様子。自宅にPCがなく、施設の共有PCはスタッフに毎回断りを入れないと使えないため気が重い、というのがその理由のひとつでした。そこで、施設スタッフ向けにパンフレットを配って職場でのPC活用を提案したり、ポケット辞書タイプの書籍版を作ったりしました。とにかく学習者にコンテンツを届けたいという思いからです。</p>
<p>ところが昨年あたりから状況は変わり、スマートフォンがどんどん広まってきました。日本語学習者の所持率もどんどん上がってきている印象。こうなってくると、サイトもスマートフォンに対応しておく必要がある。いや、対応でなく、スマートフォンがメイン端末ぐらいの意識にならないとまずいんじゃないか。<a href="http://nihongodecarenavi.jp">「日本語でケアナビ」</a>も、当初予定していた「一部機能の対応」から「機能も使い勝手も快適なよう新しく設計しなおす」ことが目標になりました。そうして先日公開したのが<a href="http://nihongodecarenavi.net/sp/">「スマートフォン版 日本語でケアナビ」</a>なわけです。いろいろ事情があって、先に公開しているPC版とはURLが違うのですが、小さいディスプレイに合わせて全面的に作り直しているので、ずいぶん使い勝手が向上していると思います。これで少しでも現場での利用が進むといいのですが。ちなみにシステムは <a href="http://www.a-blogcms.jp/">a-blog cms</a> を使っています。</p>
<p>こうした状況の変化の中で僕がいちばん気にしているのは、クライアント、例えば日本語教師や教育関係者をこの流れにどう乗せるか、ということです。どんな説明をしたり、どんな例を見せていけば、これまでの「PCの置かれた机に向かって勉強するイメージ」から「日常の様々な場面で自由に活用するイメージ」を描いてもらえるようになるか。そういったパラダイムのシフトがないと、業界の進歩もなく、元気もなくなっていくと思うのですよね。もちろん、僕の仕事も減って元気がなくなっていくのです（笑）</p>
<p>よく「Webは変化のスピードが速いから大変だ」と一般に言われます。それは確かにそうですが、そういうことは前から分かっていることだし、新しい技術は可能性を広げるワクワク感も伴うものです。新しいものをどのくらいキャッチアップしていくかは、自分が舵を取って決めていけばいい。その部分はまだ割り切りやすいと思います。</p>
<p>むしろ逆に「なかなか変わらないものとどう向き合っていくか」が大変な要素なんじゃないでしょうか。変えたいけど変わらないものって、簡単な解法がないどころか、自分の力だけではどうにもならないことが多いです。上で説明したクライアントの意識とかがそう。ただ、変えにくいものだからこそ、変わったときは劇的に視界が開けるものでもあるので、諦めずにチャレンジし続けたいと思いますね。</p>
<p>何をするにも苦労やプレッシャーはつきもの。でも、変化の激しい技術をとにかく順に追っていきたいのか、簡単には変わらないものを変えるために技術を品定めするのか、そこをはっきりさせれば少しは楽になるんじゃないでしょうかね。</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=322</comments>
 <pubDate>Sun, 22 Apr 2012 00:13:31 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>「インプロする組織」っていうヤバイ本に出会った</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=320]]></link>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4385365636/design719-22">高尾隆・中原淳「インプロする組織」</a>を読了。これはヤバイ。大当たり。</p>
<p>この本は、インプロと呼ばれる即興演劇の企業向けワークショップが、現代の組織でどう学びを生み出していくか、どうイノベーションを起こしていくか、といったことがテーマとなっています。</p>
<p>僕は大学で教育学を研究し、学びとは何かを考え、エスノグラフィーやナラティブ（物語）といった方法論をかじっていました。教育実習や日本語講師の仕事を通して、授業のデザインを考え、その流れでワークショップの類いにも関心を持っていました。またサークルは演劇をやっていて、全然別の興味の軸でアフォーダンスの本を読んだりもしていました。デザインの仕事をするようになってからは、介護現場の日本語教育の教材制作も継続して手がけています。</p>
<p>こうやって並べると一見バラバラのような分野なのですが、一応自分の中ではすべてがぼんやりとリンクしていて、ときどき局所的にそのつながりを説明できる瞬間があります。それは「おっ！」という発見の喜びを伴うものなのですが、この本には、自分がこれまで経験してきた分野のことが全部つながって出てくるんです。スゲー！って声に出しちゃうくらいの驚きと喜び。</p>
<p>ヤバイとかスゲーとか言っているだけでは全然何のことだか、というのはそうなのですが、いろいろと自分に響く部分が多すぎて、簡単に本の感想としてまとめられません。今後何度も読み返して、自分の毎日の中に紐付け、断片的にこのブログでも書いていこうと思っています。</p>
<p>この本は、特に「働くなかで直面する正解や解法のない問題への向き合い方」とか「どんどん変化していく環境をどう楽しんで前向きに変わっていくか」といったことに関心がある人には、強くおすすめです。もちろん、わかりやすい答えが示されているわけではありません。でもそのヒントは得られるはずですし、ちょっとした希望をもらえると思いますよ。</p>
<p>いやー、ほんとこの本はヤバいわ。</p>
]]></description>
 <category>書評</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=320</comments>
 <pubDate>Thu, 19 Apr 2012 23:51:37 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>ユーザー体験とユーザー観察</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=318]]></link>
<description><![CDATA[<p>また揚げ足を取っていると言われそうですが、やっぱりこういう記事を読むと何となく引っかかるんですよね。</p>
<p><a href="http://www.juse-sqip.jp/wp3/honne/backnumber_055/">第55回 ユーザエクスペリエンス(UX)の質を評価する｜SQiP：Software Quality Profession</a></p>
<p>例えば、記事の終わりにある「しっかりとUXを作り込んでいたら、微妙な操作感の調整などで済むはず」という記述は引っかかります。そもそも「UXを作り込む」というのは、具体的にどんな作業を指すんでしょう。</p>
<p>以前UXに関する記事を書いたとき、友人から「UXって何だよ」というツッコミを受けたので、今回はそこの説明も少し。正直なところ、UXっていう言葉を使わずに、普通に「ユーザーの体験」って言っちゃえば分かりやすいのでは、と思っているのですが、ここはガンダムで説明しているツイートを紹介しましょう。</p>
<blockquote class="twitter-tweet" lang="ja"><p>【UIとUXの違いを理解していない人へ】: UIを「かっこいいモビルスーツであるガンダム」だとするとUXは「ガンダムという作品に熱中した思い出」</p>
<p>&mdash; nogutetuさん (@nogutetu) <a href="https://twitter.com/nogutetu/status/182326152927518720" data-datetime="2012-03-21T04:41:56+00:00">3月 21, 2012</a></p>
</blockquote>
<p>・・ということです。前者がモビルスーツを引き合いに出しているのに、後者は作品全体について扱っているのがミソかも。ガンダムという作品を形作るのは、何もモビルスーツの姿形だけじゃなくて、声優やストーリーといったことも含まれるわけです。UXを「体験」、UIを「体験を引き起こすもの」と置き換えて考えてもいいかもしれません。iPadがもたらす体験には、iPadの製品自体はもちろん、そのパッケージや流通、他の人が使っている様子を目にすることなんかも関わるでしょうから、それら要素は広い意味ですべてUIと考えてもいいかもしれませんが。</p>
<p>で、冒頭の記事に話を戻すと「UXを作り込む」というのは、どんな感情や感覚をユーザーに感じてもらうことを目指すのか、それをしっかりと定めるということになるでしょう。この「しっかりと定める」というのは、ユーザーのペルソナを作ってストーリーを考えたり、何かに他の言葉や事象で例えたり、イメージを絵にしたりして、抽象的なものだけど「それでもあれでもなくこれ」だと輪郭をはっきりさせていくこと。関係者での認識のズレをできるだけ少なくするとか、リアリティのあるものにすることも含まれるでしょうね。</p>
<p>でも、そうやって頑張ってUXを作り込んだとしても、それはあくまでUIを決めるうえでの指針にしかなりません。ボタンの見た目はどうしようか、押し心地はどうしよう、どこに配置したらベストだろう・・・まぁこれはいかにもプロダクトっぽい具体例ですが、とにかくそんな諸々のこと（＝UI）を決める基準になるだけで、適切なものを作るには別のスキルが必要です。だから「しっかりとUXを作り込んでいたら、微妙な操作感の調整などで済むはず」と言うこと自体、ちょっとヘンな気がしますね。UXによってUIのパターンがそんなに極端に狭まるとは思えないですから。まるで見当違いのものを作ってしまうことは避けやすくなるでしょうけど。</p>
<p>あと、関連してもう１つ気になるのが、ユーザーが使う姿を観察しているときの「もし、自分たちが狙っていたこととドンピシャリで喜んで楽しく使ってもらえていたら歓声を上げて喜びたくなる瞬間でもあります」という部分。いや、気持ちはわかります。こういう体験をしてもらおう、と描いていたのとまさに同じ行動をユーザーがとったら、確かに狙い通りで嬉しいのはわかります。でも意地悪な見方をすれば、同じ行動を取ったら同じ体験だ、とは簡単に言えないですよね。ええと、逆の表現の方がわかりやすいかもしれません。ユーザーが予想と違う行動を取ったら、それはダメなのか？ということです。</p>
<p>作り手が大事にすべきなのは、ユーザーの体験です。行動じゃない。だからユーザーの行動を見て、事前の予想と同じ行動かどうかに注目するだけでなく、そこからユーザーのしている体験を想像することがより重要なんじゃないでしょうか。もちろん、観察の後にユーザーに話を聞くわけですけど、行動は想像の手がかりのひとつぐらいに考えないと、ユーザーのしている体験を誤って解釈しちゃう可能性が高まるのではないかと思います。</p>
<p>例えば「お母さんを思い出すような懐かしさを感じてもらいたい」という狙いで開発したカレーがあったとして、そのカレーを泣きながら食べているユーザーと、しかめっ面で食べているユーザーがいて、でも両者の心の中で起こっていることがよく似ている場合だってあるでしょう。あるいは、みんな笑顔で食べてくれたから成功だ、と言えるわけでもないですよね。</p>
<p>別の例で言えば、タスクにかかった時間が長かったことが「使いにくいと感じた」とか「使ううえでストレスがたまった」という感情と必ずしもイコールで結ばれるとは限りません。楽しくてアレコレ目移りしたのかもしれませんし。</p>
<p>別に「量的なデータは意味がない」と言いたいのではないですよ。それはそれでもちろん重要。でも質的なデータとあわせて慎重に判断しないといけないし、行動の解釈を即座に行なわないよう意識するぐらいじゃないと、観察後の質問も決めつけたものになりやしないかな、と思ったのです。</p>
<p>ユーザーの使ってる姿を観察するとか、そもそもUXを意識してデザインしていくことって、「自分の知らない世界のことを学ぼうとすること」だと思います。自分の知らない世界のことだからこそ、先入観は捨てて新しいページを用意して対象と向き合う必要がある。だから、たとえ開発終盤のテストであっても、思い通りにユーザーが動いてくれることを期待する気持ちは抑えて、新たに自分の認識違いに気づいたり、何かを発見することを意識した方がいいんじゃないのかな。そんなんじゃいつまでたっても開発が終わらねえだろって言われそうですが・・。</p>
<p>先の記事は、どうもUX（体験）を評価するというテーマでありながら、ユーザビリティの要素を強く意識したUI評価の話になってしまっている、という印象を受けました。ユーザビリティもUXの一部だと思いますけど、それだけをしてユーザーの満足という体験を語るのは、いささか偏ってるかなと。じゃあタイトル変えればいいのかっていうと、この流れでUXの話も読みたいなぁと思ったりするんですよ。</p>
<p>などと悶々としながら「UXとUI」というキーワードでGoogleさんと遊んでたら、すごく納得の記事を見つけました。</p>
<p><a href="http://blog.shojimiyata.com/web-service/pakuri_uiux.html">パクリサイトはなぜ嫌われるのか？ またはUI視点とUX視点の違いについて | miyasho88 blog</a></p>
<p>おお。僕の話よりずっとわかりやすいんで、ぜひこちらもどうぞ。</p>
]]></description>
 <category>デザインということ</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=318</comments>
 <pubDate>Tue, 3 Apr 2012 13:20:08 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>制作のパラダイムシフト：小さく始めて早くいったん終えること</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=316]]></link>
<description><![CDATA[<p>日本語学習系のサイト制作をお手伝いしていて思うのは、教師というか教育関係者はもっと「小さく始めて早くいったん終えること」を意識したらいいんじゃないか、ということです。重厚長大で汎用性の高い教科書的なものを、年単位のスパンで制作することが普通になりすぎている気がします。そうじゃなく、特定のニーズやターゲットに特化したツール的なものを作ることを意識する。教材としてのデータベースも、とりあえず範囲を限定して短期間で形にできるもので小規模に作ってみる、というのはどうか。</p>
<p>その理由は大きく２つあって、ひとつは「学習者はいろいろだから」。学習の動機や学習スタイルは人によって様々である、という主張には多くの教育関係者が頷くところだと思います。じゃあ実際の教材はというと、驚くほど特徴もバリエーションも少ない。どれも汎用的で王道を行く似たような教科書ばかり。パッと見て「これは面白そうな切り口だな」とか「これは自分に合ってるかも」みたいに感じさせるものが、学習意欲にも大いに関係すると思うんですけどね。</p>
<p>今日は本屋さんに行って料理のレシピ本を物色していたのですが、重いものから軽いもの、真面目なものからネタっぽいもの、実用性重視のものからイメージ優先のものまで、実に多様な本が並んでるんですよね。そりゃあ質の悪いものもありますよ。でもコンセプトとかターゲットが見えるラインナップだから、選びがいがあるし、当たればハマる確率も高いと思うんですよね。日本語の教材だって、そういう側面がもっと強く出てもいいんじゃないかと。学習者の心をつかむためにも。</p>
<p>もうひとつの理由は「作り手である教育関係者に失敗の体験が必要だから」。これは特にWebサイトやスマートフォン向けアプリといったメディアの教材に顕著だと思うのですが、作り手である教育関係者に、そういうものの知識が足りないことが多いんですよね。普段サイトを使わない・スマートフォンは持ってない、という人が、それらを日常的に使ってる学習者の心をつかむものを作れるのかというと、やはり難しい。プロジェクトと予算が年単位であることをそのままに、長い時間をかけて作って完成させて初めて、それが学習者のニーズとズレたものになっていることに気づく、ということは決して少なくないんじゃないでしょうか（失敗事例は広まらないから証拠はないけど）。</p>
<p>だから、数ヶ月とかいった短い期間でお試し版を作ってみて、学習者に評価してもらうところまで一通り終えてしまうのが良いと思うんです。作っている過程でいろんなことに気づけるし、見つかったダメなところを修正する、あるいは方針を大きく転換することの影響も小さく収められます。失敗の体験は大事です。失敗や悪い評価を恐れていてはダメ。普段から制作に取り組んでいる職業の人ならともかく、教育関係者にとって教材は業務のごく一部、あるいは時間外労働だったりするわけで、何かを適切に判断するには知識も経験も足りないことが多いのが事実です。作りながら学んでいくことを前提としたプロジェクト設計に、もっと目を向けるべきなんじゃないでしょうかね。</p>
<p>僕も自分がやってきたことで反省するところは多々あって、早い段階で評価を受けられるようにすること、失敗を素直に認めること、何度でもやり直すことを、どうサービスとして提供、提案できるか考え中です。クライアントだけが頑張っても実現しないことですからね。でも、難しいけど、これはやらないといけないなぁ。</p>
]]></description>
 <category>見たり聞いたり、考えたり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=316</comments>
 <pubDate>Sat, 24 Mar 2012 23:20:48 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>デザインとは何か？を考えるのに最適な入門書</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=314]]></link>
<description><![CDATA[<p>最近（というか以前から）デザインについて語るブログ記事で、デザインという言葉の意味するところがひどく狭かったり、あるいは曖昧に使われていることによって、話の主旨が不透明になっているケースをよく目にします。で、そこを指摘すると、いちいち定義に目くじら立てなくても！とか言われたりするので、いやいや定義がズレてたら話が噛み合わんやろ・・とか思うことの繰り返し。</p>
<p>僕は、デザインとは何か？という問い自体には、たいして興味がないというか、その答えを広く大きく捉えたいと思っているので、人と少々解釈が違うのは気にしません。でも、デザインって説明しなくても自明でしょ？とかいう態度には疑問を持ってしまうし、デザインの定義を考えずに「デザインが仕事です」って言うのは無理があると思っているので、どうしても「デザインっていうのはさー」と言ってしまいます。またこれがうまく言えなくて困るんですよね。</p>
<p>でもこれからは、この本読め！って言うことにしました。<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4757219652/design719-22">武井正理「未経験者のためのデザイナー就活テキスト」</a>です。</p>
<p>タイトルに「就活テキスト」とあるように、この本は、デザイナーとして就職したい人に向けて書かれたものです。実務経験者に比べ、未経験者は採用されにくい。なぜか。未経験者は「デザインとは何か」についての理解が浅いがゆえに、本当にデザインの仕事がきちんとできるのか、採用する側が確証を持てないから。ならば、就職活動という「セルフデザイン」のプロセスを通して、デザインとは何か、何をどうすることがデザインなのかを学ぼう。そうすることが就職には必要だ・・・そんな内容なので、これは就活のノウハウ本というより、デザイン論についての本です。デザインとは何か？について、頭を整理し、自分の実践を振り返ることのできる本です。</p>
<p>この種のテーマを考えるのに参考になる本として、僕はナガオカケンメイさんや原研哉さんの本をよく人に勧めるのですが、いまいちウケがよくないことも多いのです。「デザイン論って言われてもねぇ、なんか難しそうだし・・」って返されちゃう。その点この本は、就活というデザインの実務を具体例にしているため、話が急に抽象論に飛んだりしないし、自分が日頃やっていることとつなげて考えやすいと思います。なるほど、こういうアプローチで語ればわかりやすいのか、と一本取られた感じですね。主にエディトリアルの分野を意識した内容ですが、Web系や広告系のデザインにも通じる内容です。丁寧すぎるぐらい丁寧な語りもいい。</p>
<p>帯に「新卒・実務未経験者者でもデザイナーになれる！」とか、まるでノウハウ本を期待させる煽り文句が書かれていますが、これは無視して大丈夫。また、Amazonにも評価の低いカスタマーレビューがいくつかありますが、これも読み違えだと思うんですよね。筆者の挙げている具体例を、デザインに対する考え方を説明する導入部としてではなく、汎用的な就活のテクニックとして評価してしまったがゆえというか。ま、テクニックとして考えても大筋間違ってないと思いますけど。</p>
<p>他の分野のことは詳しくないのでわかりませんが、Web業界って、デザイナー予備軍や駆け出しの人じゃなくても、デザインって何？という問いを避けたまま仕事をしてる人って、残念ながら少なくないんじゃないかと思っています。デザインカンプを作ってコーディング・・みたいな作業の流れで、グラフィックやコードのような作業工程の一部だけを繰り返す仕事をしていて、視野が狭くなって目先の問題にとらわれがちになってるんじゃないかと。そういう人たちに、一度立ち止まってもらうためにも、この本を強くお勧めしたいです。こんなの当たり前じゃないか！と感じる人だって、自分の意識や考えを整理するのにきっと役立ちますよ。あと、デザインについて理解が浅いようなディレクターや営業にもいいかもしれない。社内教育用テキストとしてもオススメです。</p>
<p>個人的には、いちばん最後の章にあった「あなたのデザインはクライアントと一緒に作るもの」というくだりがタイムリーでぐっときました。いい本に出会えてよかった。自分もこんなふうに明快に論旨をまとめられるようになりたいです。</p>
]]></description>
 <category>書評</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=314</comments>
 <pubDate>Wed, 21 Mar 2012 21:47:07 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>Re: UX_Kyotoで考えたワークショップとUXの関係</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=310]]></link>
<description><![CDATA[<p>先の記事<a href="http://withcomputer.jp/ux_kyoto_vol1.html">「UX_Kyotoで考えたワークショップとUXの関係」</a>に対して、イベントのスタッフの元山さんから丁寧なコメントをいただいたので、そのお返事と補足の記事を書いておきます。あ、なんか「ご期待にそえなくて・・」みたいに言っていただいてるんですが、そんなことないですよ。あの記事ではワークショップの具体的な体験に言及してますが、僕のイベントレポートは途中からどんどん日頃考えてることに話がそれていくので（笑）自分の考えを整理する貴重な体験だったと思っています。運営おつかれさまでした。</p>
<p>記事中で「UXを強く意識しない」という極端な表現をあえて使ったのには訳があります。これはワークショップがということではなく、一般的にという話なんですが、いわゆる「使いやすくする」という行為や「使いやすくなった」という結果が、無条件に（＝目指すUXに立ち返らないで）良いこととして評価されがちなのには、ちょっと落とし穴があるかも？と思ったからです。</p>
<p>何かを「使いやすくする」ための具体的なステップとして、よく「簡単にできるようにする」とか「迷わせないようにする」という『改善』が行われるかと思います。でも場合によっては、あえて「簡単にできないようにする」ことや「迷わせる」ことが必要な場合だってありますよね。</p>
<p>例えば前者の例としては、ライターの安全装置はどうでしょう。子どもが火遊びをしないよう、強く押し込まないと着火しないとか、安全装置を外しながら操作しないといけないとか、そういう機能を義務化するという動きが話題になりましたよね。これは、この部分だけ見れば「簡単にできるようにする」のとは逆行するUI設計だといえますが、全体としては必要で適切なデザインです。</p>
<p>後者の例としては（これは雑誌で読んだ話なので正しくないのかもしれませんが）ファミレスのメニューが「わざと迷いやすくなっている」ことです。商品写真の大きさにあまり差をつけずにフラットに見せることで、客に豊富な選択肢を印象づけ、楽しく迷ってもらうことを狙っているのだそうです。これも、ある意味「迷わせないようにする」のとは逆行するUI設計ですが、店が実現したいUXに対しては適切なデザインでしょう。</p>
<p>サイトで言えば、本文のすぐ上にでかいバナー広告があるブログ記事なんかも、読者の利益と運営者の利益を天秤にかけた結果ですよね。何をどの程度行なうことが「改善」なのかは、細部のUIだけを見ていてはダメで、常に全体を見て判断しないといけないものです。</p>
<p>僕がここにこだわってるのは、ワークショップで学んだユーザー評価の手法を実際の制作で用いるとき、ここは気をつけなきゃなぁと思ったからです。ユーザーの操作の観察に力が入ってしまうと、そのUIだけに意識が行ってしまう。何というか、木を見て森を見ずになりそうだなぁと。そうならないためには、事前にどこを意識しておけば良いのかなぁと考えています。</p>
<p>ワークショップで僕のグループの設定タスクが「＊＊を知る」とか「＊＊を理解する」とかいうものだったので、先生から「そういうタスクは時間を計るのには向いていないので、それをやるならば時間の縛りなしでやる方がいい」というコメントをいただきました。確かにこのタスクは抽象的で、時間が短ければいい・長いと問題、と簡単には言えないものです。</p>
<p>じゃあまったく数値で扱えないタスクなのかというと、そこまで単純ではないかもと思っていて、例えば何ページ見たか？とか、どんな経路で見たか？とか、１ページ当たりの滞在時間とか、行動を細分化して見ていけばいいかもしれない。もちろん、ユーザーにインタビューしたりして得た質的なデータと、あわせて考えないといけないのですが。このへんの切り分けもできるようにならないとなぁと。</p>
<p>そういった「実際にやるなら何に気をつければいいか、どうアレンジすればいいか」を考えていくうちに、全体を見るという意味でのUXはやっぱり大事だし、でもワークショップのような制限された状況ではどこまで扱えるのかな、などと思ったわけです。</p>
<p>元山さんも「ワークショップは良かった。で終わってしまい、実際の業務にどう反映したらいいのか分からない」という意見を一般的によく耳にすると書かれていましたが、それに僕なりに回答するとすれば、ワークショップの最後に「今日、自分たちは何を学び、何を得て、何に疑問を持ったか」を参加者で（もちろん講師も含めていいですが）シェアする時間を取ったらどうか、ということです。</p>
<p>僕のグループでは、発表の準備をするあたりから、このワークをやっていて感じたことをメンバーが口にする場面がぽつぽつありました。みんな、ユーザー評価のやり方は何となくでも理解はして、その先にある、これを実務でどう活かすかということにも、意識が向き始めていた気がしました。懇親会でそのシェアが他の参加者と行われたのかはわからないですが、最後に10分だけでも、オフィシャルに意見交換の時間があれば、各々の頭の中を整理する手助けになったんじゃないかと思います。これは、さらに前の記事<a href="http://withcomputer.jp/cssnite_tak6.html">「CSS Nite in TAKAMATSU Vol.6 に参加して考えたこと」</a>の最後に言及していることとも重なります。リフレクションというのかな、そういう振り返りの時間が、多くのセミナーで手薄なところなんじゃないでしょうか。</p>
<p>前の記事にも書きましたが、ワークショップって本来、答えが定まっているものを効率的に伝授するのに向く手法じゃなく、参加者による創造的な展開を期待するものだと思うんです。だから、テーマとしては「方法論を学ぶ」であっていいんですけど、最後に発展的な話が出てくることを期待して設計するのもいい。出なかったら出なかったで特段マイナスにはならないですし。いやもちろん出るようにデザインするのは大事ですけど、それは簡単なことじゃないんで。</p>
<p>元山さんいわく、今後は「ワークショップの開催だけでなく、参加者同士の勉強会や読書会、知識共有のための発表会なども考えております」ということだそうなので、また違った形で参加者がコミュニケーションを取れるようなワークのある場も、並行して作っていただけると嬉しいなと思いました。即効性は薄いかもしれないですけど、何かを理解して自分のものにするには時間がかかるし、誰かと話しながら深めていけるのって意義が大きいので。</p>
<p>懇親会で元山さんと話せなかったことが悔やまれますが、また次回にお話できるのを楽しみにしてます。何か僕でも協力できることがあれば、お手伝いさせていただきますので。</p>
<p>以上、長大な返信でした。</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=310</comments>
 <pubDate>Tue, 13 Mar 2012 23:04:42 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>UX_Kyotoで考えたワークショップとUXの関係</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=306]]></link>
<description><![CDATA[<p><a href="http://peatix.com/event/3022">UX_Kyoto</a> に参加してきました。課題サイトに対するユーザー評価を元に、問題点を洗い出し改善策を考えるワークショップ。６時間近い長丁場でしたが、ユーザーテストなどは普段なかなかやれていないので、グループでのディスカッションも含め、楽しく充実した時間でした。関係者のみなさん、どうもありがとうございました。</p>
<p>僕のグループの課題サイトは、京都の観光組合が運営する、京都の旅館について解説するサイトでした。事前に見ていたときから思ったのですが、このサイトは単純に「何のサイトなのか」がわかりにくいのです。旅館の魅力について語るコンテンツが並ぶのですが、特定の旅館のプロモーションサイトではないので、具体的なサービスまで例示することが難しいのか、説明がどうしても抽象的、一般論にとどまっている印象。ワークショップを始める前から、これは根本的に問題ありそうなサイトだなぁと思っていました。</p>
<p>ワークショップでは、最初に課題サイトのペルソナを定め、そのペルソナのサイト上での行動を想定します。次に、実際に被験者（他グループの参加者）にサイトを使ってもらい、その様子を観察して記録、そこから問題点を探し出し改善策を発表するという流れです。</p>
<p>課題サイトは日本語を含む５つの言語に対応していることから、グループの話し合いで「このサイトは外国人観光客を強く意識した内容であろう」ということになり「京都に旅行を計画しているイギリス在住の若者」というペルソナを立てました。サイト構造はシンプルでナビゲーションも簡潔なのですが、ボタンのラベルから内容を推測しにくいようで、グループが想定したコンテンツに被験者がなかなか辿り着けないという結果に。当初は「指定タスクが簡単すぎるんじゃないか」との心配もあったので、結果的に観察の意味を実感できるワークになりました。</p>
<p>発表時に講師の浅野先生から「ワークショップの参加者が被験者なので、被験者とペルソナで条件が違いすぎたことが（ワークとしての）評価を難しくした」という指摘をいただきました。確かに、ワークショップという制限の中で今回の目標（観察法による評価と分析を学ぶこと）を達成するには、不向きなペルソナ設定だったかもしれません。ただ、コンテンツに日本語があるとはいえ、サイトのメインターゲットが日本人（というか日本在住の日本語がわかる人）というのは、ちょっと考えにくかったんですよね。ワークショップのためとはいえ、メインでなさそうなターゲットでタスクを設定するのは良いのかな？という疑問はずっとありました。その点では、このサイトは課題としてはちょっと微妙なんじゃないの？という気がしましたね。</p>
<p>そのこととも関連するのですが、ワークショップ中に「今回のワークの焦点はUXではなくUIだから、UXにはあまりこだわらずに」という指示があったときに、UXを強く意識せずにUIの評価をすることは可能なのか？という点も頭の中を回っていました。</p>
<p>設定したタスクに対する被験者の行動を記録し、その記録という客観的なデータから問題点と改善策を考える、という流れはもっともです。でもデータに対して、どこがどのように問題だと考えるのか、どのような方向性で改善策を考えるのかは、別に正解があるわけではないですよね。考え方としてはいろいろ選択肢がある。では、その選択肢のどれを選ぶかの基準はどこに求めたら良いのか。僕は、その基準は「サイトのオーナーの望むことを軸に据えた、サイト制作側のデザインしたUX」ではないかと思いました。</p>
<p>ただ、課題サイトを作ったのは僕らではないし、サイトのオーナーの思いも知らない。推測できる材料は、サイトのコンテンツのみ。そこから、このサイトに想定されたUXをイメージしつつ、事象を問題として取り出し、その方向性での改善策を考えました。グループのメンバー全員に明確に確認したわけではないですが、グループの合意形成のプロセスにおいて、こうした意識はある程度は暗黙の前提になってたんじゃないかと思います。それを考えると、UXを意識しないというのは、どうも腑に落ちなかったんですよね。</p>
<p>iPadの指でのスクロールがスムーズというのは、心地よい操作という点でUXの重要なポイントとよく言われます。でも、iPadが目指したUXというのは、アップルから詳細に説明があったわけではなくて、実際はiPadを語りたい人が各々に「これがiPadのUX」とか決めてるだけじゃないかとも思うのです。極端な話、スムーズなスクロールがアップルの狙うUXに対して不適当な実装だったり、さほど重要でない実装だったりする可能性もないわけではない。UIの問題点の大小、あるいは改善策のプライオリティにしても、目指すべきUXが何かという点が判断に大きく関わるんじゃないかと。</p>
<p>ワークショップの課題としてのサイトには、最初から「問題が存在する」という前提があるわけです。でも、どんな問題があるのかはチームで定めないといけないし、その問題の解決策を決めるのも僕らチームにゆだねられている。だから、僕らは判断の拠り所となるUXを恣意的に定義していることを、少なくとも意識はしないと始まらないんじゃないのかな、と思っています。</p>
<p>この疑問は、これまで受けてきたいろんなUX・UI系のワークショップでも感じてきたことで、何か僕の理解がねじ曲がってるのかもしれませんが、ずっと気になってるのです。どなたかアドバイスをいただけたらなぁと思うのですが。</p>
<p>あと、僕はふだん授業などを担当する関係もあって、ワークショップ自体の進め方にも関心があるんですよね（つまり、まことに厄介な参加者なわけです）。じゃあどんなやりかたをすれば良かったのか？という問いも同時に持っていて、まぁ今回も特に答えがあるわけじゃないんですが「ワークショップの課題はサイトじゃないほうがUXを学ぶのには良い」ってこともあるのかも、と思っています。</p>
<p>Webデザイナーにとって、サイトは普段の仕事の対象であり、常に意識の中にあるもの。それゆえ、考え出すときりがないくらい様々な要素を考えるし、自由に考えろと言われても日常で背負い込んでいる制約が頭から離れないものです。一見、ワークショップの課題がサイトであれば、そこで得たものは実務に直接的に生かせるように見えて良い感じがしますが、これは落とし穴でもあります。本来（と言っていいのかわかりませんが）ワークショップは、直接的に役立つものを効率的に得るための方法ではなく、発想を転換したり広げたりといった創造性を育てる方法としての意味合いが強いもの。だから、むしろ実務的な制約から離れやすい、全然違う分野のものを課題にするほうが、ワークショップの良さを生かせるんじゃないかと思いますね。ここまで書いてきたような「ワークショップにつきものの非リアルな制約条件」も、専門外のものが課題なら過度に気にせずできるというメリットもありますし。</p>
<p>例としては、JR大阪駅に最近できた商業施設のカオスな設計とか、懇親会まできちんと設計した勉強会のデザインとか、そういうのを課題にするのはどうでしょうかね。ノウハウは直接的にはWeb制作に生かせないでしょうけど、そのヒントを実務につなげようとする試みが大切で、そのための時間を取って主催側もフォローすれば、それなりに意味のあるワークショップになるんじゃないかと思います。</p>
<p>ということを、オンライン・オフラインなく発信してたら、それ面白そう！って言ってくれる人がぽつぽついましたので、何か形にできないものかなぁと思ってます。なんというか「Webとは直接関係なさそうなものから、Web制作のヒントを学ぶ試み」みたいなものを。協力したい！という方、募集中です（最近こんなオチばっかりだな）。</p>
<p>2012.03.13 追記：コメントのお返事として、<a href="http://withcomputer.jp/re_ux_kyoto_vol1.html">続編記事</a>を書きました。よかったらこちらもどうぞ。</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=306</comments>
 <pubDate>Mon, 12 Mar 2012 00:31:45 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>CSS Nite in TAKAMATSU Vol.6 に参加して考えたこと</title>
 <link><![CDATA[http://withcomputer.jp/?itemid=305]]></link>
<description><![CDATA[<p><a href="http://cssnite.webridge-kagawa.com/vol6/">CSS Nite in TAKAMATSU  Vol.6</a> に参加してきました。岡山から高松まで電車で１時間かからないんですね。海を越えるんで遠く感じてたんですが、案外近い。</p>
<p>今回は行く前からかなり体調が悪く声が出にくい状態だったんですが、個人的に「このスピーカーさんのセッションはハズレがない」と思っている３人（鷹野雅弘さん、高畑哲平さん、長谷川恭久さん）に加え、ずっと気になっていたけど聞く機会に恵まれなかった中川直樹さんのセッションもある、となれば何としても行くしかありません。そして、行って大正解でした。</p>
<p>全体のテーマは「Webデザイナーのモチベーションアップ」ということでしたが、これはちょっと抽象的で難しいお題だったかな、という印象でしたね。４人のスピーカーはそれぞれの解釈で話を組み立てていて、バラエティに富んだ反面、話がやや横に広がりすぎてしまったかな、という感じもしました。それでも、語られる内容はどれも刺激的なものだったので、聴き手各々で掘り下げて楽しめるし、部分を取り上げて１つのセッションができそうな濃さがあり、全然問題はなかったのですけど。</p>
<p>また、プレゼンのスタイルも４人それぞれ違っていて、いろいろと参考になりました。中川さんは、けっこう迫力でゴリゴリ押すタイプなのかなと勝手に（プロフィール写真から）想像してたんですが、実際は「ね、みんなもそう思わない？」ってフラットに問いかける感じでした。心に熱いものを秘めつつ、聞き手とのコミュニケーションの取り方もうまくて、これはみんなファンになるよなぁと納得。あと今回は高畑さんのプレゼンが、時間と内容のバランスがいちばん取れていた印象を受けました。30分枠って長いようで短い。あまり詰め込みすぎない加減が、パッケージとしてお手本になるなぁと思いましたね。</p>
<p>さて、詳しい内容については、<a href="http://s-style-arts.com/blog/article/entry-236.html">おかださんの</a>や<a href="http://gihyo.jp/news/report/2012/02/2801">馮さんの</a>記事を読んでいただくとして、僕はいつも通り自分が考えたことを書いていきます。今回は大きく２つ。</p>
<p>ひとつは「Web制作者とお金の話」で、主に鷹野さんと高畑さんのセッション内容から考えたことです。</p>
<p>鷹野さんのセッションは、受発注の相手を決める上で大切なことは何か？とか、会社を回していくためにどのように仕事に取り組むか？といった、経営的な話題でした。会場の参加者に問いを投げかける形で進められ、鷹野さん自身の考え方の提示はあったものの、基本的には「みんなちょっと考えてみようよ」という内容だったと思います。で、思ったのは、Webデザイナーって、こういう経営視点で仕事を捉えることを、何となく避けてるフシがあるんじゃない？ということ。</p>
<p>漠然とした実感ですが「数字が苦手・見るのもイヤ」と言うWebデザイナーって、けっこう多い気がします。僕も特段好きというわけじゃないですけど、数字と経営について知ると面白いし、最低限のことを知っておくのは必要不可欠だ、と思っています。理由は主に２つあります。</p>
<p>ひとつは、そういう最低限の知識がないと、クライアントのやってるビジネスを理解できないかもしれない、ということ。Webデザイナーの多くはECサイトを手がけていて、クライアントのビジネスの支援をしてるわけですよね。そのビジネスの構造を理解しないで「ブランディングはお任せください」とか言っても説得力がない。</p>
<p>高畑さんのセッションで「Webデザイナーは商材を与えられてサイトを作るだけの扱いになっていた」みたいな話がありましたが、それは裏を返せば、Webデザイナーに商品の企画段階から情報を与えても意味がないと思われていた、ということだと思うんです。そりゃ、ビジネスについて理解できない人が会議の場にいたって、有用な意見は出せないだろうし、その情報をデザインに反映させることもできませんよね。</p>
<p>ビジネスについてどこまで学ぶべきか、時間を割いて勉強すべきかってのは難しい問題です。ただ、UXを勉強するセミナーには多くのWebデザイナーが集まるのに、経営の話にはあまり関心がないのっては、どうも矛盾してる感じがするんですよね。ユーザーの体験を媒介する商品は、経営の産物なんだし、経営的成功なしにユーザーの幸せはデザインできないわけで。</p>
<p>もうひとつの理由は「稼げないデザイナー」を演じていては永遠に稼げないということ。デザイナーがお金のことを口に出すのは美しくない、というイメージがあるのかもしれないですが、クライアントは稼ぐために発注してるし、制作会社は稼ぐために仕事をしてるわけで、デザインという仕事はその一端どころか柱ですよね。金銭的価値を気にしないデザインは、その点で言えばむしろ問題なわけです。</p>
<p>デザイナーが安月給でこき使われてるという現状は、そのアウトプットに認められている価値がその程度ということ。それをひっくり返して、デザインの、デザイナーの価値を周囲に理解してもらうためには、その対価であるお金のことに無知でいいわけがないと思うのです。今日も徹夜でモニタを見つめてる、なんてツイートを見続けたら、業界志望の若者だってどっかに逃げてしまう。何でも金に換算しろなんて言わないですけど、もっと当たり前にお金のことを語っていいんじゃないですかね。</p>
<p>僕は専門学校を出てすぐに（制作会社の勤務経験がないまま）フリーランスとして活動を始めましたし、最初の年から青色申告を（ソフトの力を最大限借りて）しています。また、４年前から調理師専門学校で飲食店開業をテーマとした授業を担当しているので、経理・経営の（というほどでもない、超がつくほど）基礎的な本は何冊か読んでいます。僕の場合は「必要に迫られて」という流れではありますけど、僕みたいな境遇じゃなくても、たとえ会社勤めのいちデザイナーであっても、こういう知識は押さえておいた方がいいなぁと今は強く思っています。</p>
<p>なので、Webデザイナー向けに経営的な話を扱うセミナーがあったら人気出そうとか思ったんですが、そういう基礎的なところは（僕が勉強したように）本もあるんで、まずはそれ読めよって話なのかもしれません。さすがにWebデザイナー向けの本はなかなかないでしょうが、モノを売るブランディングの本は結構あるし、クライアントの業界のことを調べてみてもいいかと。</p>
<p>ってことで前半の論点終わり・・・相変わらず長文だなぁ（笑）</p>
<p>もうひとつの論点は、中川さんや長谷川さんのセッションを聞いて考えた「Webデザイナー」って何をする人なのか？ということ。</p>
<p>中川さんはセッションで、インフォグラフィックやCIを例に挙げ、グラフィックデザインの基礎の大切さに言及されていました。何やら原点回帰にも見えますが、スマートフォンやタブレット、家電やデジタルサイネージなど、Webの技術が生かせるデバイスが多様化していくというのは、そういう基礎的なデザインスキルが問われる（逆に言えばそこがクリアできれば活躍のチャンスは広がっている）時代でもある、ということなんだと思います。</p>
<p>長谷川さんの話もこれに矛盾しないものだった思います。ピクセルパーフェクトからの脱却、Webらしさをデザインするということは、グラフィックアプリのウィンドウのなかで世界を完結させようとするのではなく、それがどのように届けられ利用されるかまで含めて、全体のバランスを見て表現を選んでいくことなんだと思いました。</p>
<p>WebデザイナーはWebをデザインする人のことですが、デザインの対象としている「Web」とは何なのでしょうか。歴史的には「Web」とは「サイト」であり、もっと言えば「ページ（の見えかた）」という認識が長くなされていたと思います。だからこそ、グラフィックをきちんと固めてからコーディングをするようなワークフローが今も主流で、カンプ作りの作業が発生するのでしょう。でも、そういう時代は終わりつつあるんですよね。Webという言葉は誰にも自明なものではないし、デザインという言葉もグラフィックだけを指すのではありません。</p>
<p>そう言うと、特にグラフィック系アプリを使って仕事をしてきた人、デザインするといえばビジュアルを作ることだと考えてきた人は、自分の地位が脅かされるというか、これからが不安になるところもあるようです。実際、懇親会の場ではそういう声も耳にしました。アレもコレも勉強しないといけないの？とか、モックアップをまず作る流れになったら仕事がなくなるんじゃ？とか。</p>
<p>それに対する僕なりの考えは、シンプルに「自分が活きるためには何をすればよいか考える」ということ。サイトにしろサービスにしろアプリにしろ、質の良いグラフィックを作る仕事が失われることはないはず。なので「自分はグラフィックの腕で食っていきたい」というなら、求められるものやワークフローを意識して、必要に応じて自分を「自分の力を発揮できる形に」変えていけばいい。それと同時に、自分の守備範囲外をうまくフォローしてもらえるようにすることも大切。弱いところを補い合える人材とチームを組むこと。互いに気持ちよく効率的にフォローしあうためのスキルを身に付けること。つまり、プロジェクトの中で必要とされるように自分を持っていく、ということです。当たり前といっちゃあ、当たり前ですけど。</p>
<p>僕は、デザインといえばコミュニケーションだ、と思っている人なので、関係者と話をし、状況を観察して判断することこそ自分が活きる仕事だと思っています。そのこと自体は、デバイスの多様化やワークフローの変化には関係がなくて、サイトやサービスやアプリとして具現化する人たちにいかにサポートしてもらうか、必要とされるかこそが大事。だから状況の変化はチャンスと思っているくらいです。モチベーションは常に「あげぽよー」ですよ。</p>
<p>僕にとって長谷川さんのセッションは特に、そういう自分の考え方を確認したり、改めて深く見つめ直したりする良い機会になっています。今回のセッションは、抽象的な話と具体的な方法とがバランスよく、内容も盛りだくさんだったんですが、それだけに、人によっては消化するのも簡単ではないなぁと感じました。</p>
<p>自分自身がプレゼンをするときもそうなんですが、スライドをテンポよく送りつつ流れるように話せると、聞き手が考える隙間がなくなっていく場合があるんですよね。プレゼンの絵としてはキレイなんですけど。プレゼンで取り上げられていることに対して事前に問題意識があったり、前提となることが自分の中で整理されていれば、話を聞きながらいったん立ち止まったり、異論を差し挟んだりもできます。でもそうじゃないと、消化が話のスピードに追いつかなくなって、プレゼン自体に飲まれてしまうというか、なんとなく全体として「良かった」という感想に終わってしまうこともある気がします。</p>
<p>そういうときに懇親会で、参加者同士でセッションを振り返ってみる、自分や他の人の意見を重ねて考えてみる、ということができるといいんですが、まぁお酒の場ということもありますし、初対面同士の自己紹介なんかに時間を使ってしまうので、なかなかできないところがありますね。僕としては、この話についてみんなどう思ったのかな、ということが（講演者でもないのに）気になったりするわけです。話の内容を自分の中に落とし込むには、自分なりの意見を誰かに説明したり、他の人の見解を知ることが不可欠なので。セミナー後にがんばってブログを書こうとするのも、そういう理由だったりします。家に帰るまでが遠足なのです。</p>
<p>なので「セッション＋パネルディスカッション」みたいな形式もアリなんじゃないかなぁと最近は思い始めています。ちゃんとしたものにするのが難しい形式ではあるんですけど、イベントの中にそういう「振り返って考える時間」があると良いのかなと。CSS Niteで鷹野さんがセッションの合間や質疑応答で話をするのも、僕はそういう効果があると感じています。あれは地味に映ってるかもしれないですけど、いつも焦点が的確なので、すごく高度な技だと思いますね。</p>
<p>ということで、とても楽しく充実したイベントでした。次に高松に来るときには、うどん王子と競演したいですね。彼はJavaScriptが得意だそうですが、それだと僕は勝ち目がないから、ディレクションとかプレゼンテーションとか、そっち方面の話でお願いします（誰。</p>
<p>関係者のみなさん、どうもおつかれさまでした＆ありがとうございました。</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=305</comments>
 <pubDate>Fri, 2 Mar 2012 23:43:33 +0900</pubDate>
</item>
  </channel>
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