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    <title>withComputer</title>
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    <category>Weblog</category>
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      <title>withComputer</title>
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    <item>
 <title>コラボレーションって何なのか（＠コラボレーションカンファレンス in 京都 2010）</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=188</link>
<description><![CDATA[<p>昨日の夜は<a href="http://collaboration.nulab.co.jp/kyoto/">「コラボレーションカンファレンス in 京都 2010」</a>というイベントに参加してきました。このイベントの存在自体を当日の昼まで知らなかったのですが、これまでこのブログで<a href="http://withcomputer.jp/analytics.html">何度か</a>取り上げている<a href="http://places-inc.com/">PLACES</a>の堀内敬子さんが「京都でしゃべります」とTwitterでツイートしてるのを見て、急遽参戦。東京の人のしゃべりを生で聞ける機会ってそうないので、ここは機会を逃すまじということで。</p>
<p>イベントは２部構成で、前半はテーマである「コラボレーション」に関する理論的枠組みの例とケーススタディの紹介、後半はグループディスカッションという形式でした。もっと一般的なセミナー会場をイメージしていたのですが、いくつかの島を囲んで飲み食いしながら楽しむスタイルで、ちょっと大学のころにやっていたゼミを思い起こさせるリラックスした空気でしたね。</p>
<p>そもそも「コラボレーション」って何なのか？という問いが、参加する前から僕の頭の中に強くあって、第１部の理論やケースの話を聞いても考えがまとまらなかったので、第２部のディスカッションでメンバーに聞いてみました。そうすると「ただ単に複数人がいっしょに何かするということを指すのではなく、そこから一歩進んだポジティブな共同/協同/協働の状態」という認識はほぼ共通している感じ。ただ、その具体的な姿や成立条件は人によってそれぞれ考えているところが違っていて、今自分がやっている仕事の状況の説明と、改善したい方向性とその模索を語り合うというのが、僕の参加したグループのディスカッションの軸になりました。</p>
<p>挙げていくとキリがないくらい話題には事欠かなかったのですが、僕は第１部の話を聞いて大きく２つのことを感じたので、その話を中心に以下書いていきます。</p>
<p>ひとつは、プロジェクトの分析手法。ケーススタディとして、今回のスピーカーである<a href="http://www.nulab.co.jp/">ヌーラボ</a>の橋本さんや<a href="http://places-inc.com/">PLACES</a>の堀内さんが参加したプロジェクトが、コラボレーションの構成要素が時間の推移とともにどう変化したか、という分析報告がありました。この構成要素とは、目標を同じくしているかとか、何でも話せる空気があるかとかなんですが、過去のプロジェクトに対して「この要素の数値がこのように変化した」と振り返って分析する手法だけでは、現在進行中のプロジェクトの状況を改善する（コラボレーションの質を向上させていく）ことは難しいかもなーと感じたんですよね。</p>
<p>僕は大学にいた頃、まわりの研究者仲間の多くが質的研究をやっていて、自分の日記や他者からの定期的なインタビュー、観察などの記録を分析して、リサーチクエスチョン（例えば「彼女にとって教えるということはどういうことなのか」とか）に対する答えを導く姿を見てきました。これにはその手法が使えるところも多いだろうなーと思いながら、同時に現在進行中の案件で直面している問題をどうクリアしていくか、そこも実践に身を置く自分としては気になるわけです。</p>
<p>このあたり、僕がプロジェクトマネジメントを勉強するようになったきっかけでもあり、最近めっきり更新が止まっちゃってる<a href="http://nihongodecarenavi.net/blog/">「こちら『日本語でケアナビ』開発室」</a>で形にしようともがいたり、いつか本でも書いてみたいなーとか思ってる部分です。同じグループに、ヌーラボの橋本さんと、PLACESのえつこさんがいるという幸運だったので、お二人にももっと話を聞けたら良かったのですが、終電の関係もあり懇親会には参加できず超残念。</p>
<p>もうひとつは、コラボレーションを可能にする属人的なものはあるのか、それは重要なものなのか、ということ。堀内さんの紹介したケースでは、デザイナーやシステムエンジニア、プロデューサーなどの構成メンバーは、各々の会社の代表をやっている人たちだったので、自己主張が強くコミュニケーションの遠慮がなかったことがコラボレーションの成立にとって大きかった、と話されてました。これには納得できる部分も多いのですが、じゃあコラボレーション資質なるものを持つ人が集まらないとコラボレーションは成立しないのか、ということも感じるわけです。</p>
<p>ディレクター（プロデューサー）の仕事の１つが人事、スタッフをアサインすることだと言われますが、僕の普段の仕事の規模は大きくはないので、そもそもアサインの権限がない場合も多いんですよね。技術系の人間が僕のみ、あるいは良くて僕のアサインしたシステム系の人がいるくらいで、他のメンバーはクライアントが揃えた人たちというケースが多いわけです。人が選べない。いるメンバーで何とかするしかないというのが出発点になるわけです。</p>
<p>僕の属性は「教育＋Web＋デザイン」だと思っていて、可能ならディレクションを中心にしたい人なので、全ての仕事は素晴らしいコラボレーションであってほしいと常に思っています。僕のコラボレーションの定義は、何らかの垣根を越えて、ワクワクしながら、互いをリスペクトしてクリエイティブなものを生み出せるような協働作業のこと。仕事と遊び、コラボレーションは遊びに近いかも、という意見も場に出ていましたが、僕はオンオフを切り分けない性格なので、仕事も常にコラボレーションを狙っています。</p>
<p>コラボレーションに必要な属人的な要素は、僕の場合は、教育関係者なら教育観が近いこと、技術者ならオープンに話せることかなぁと思いますが、それだけではコラボレーションって成立しないと実感しているのも事実。そこで、プロジェクトの空気作り、場のデザインが重要になってくるので、そこは普段からものすごく気を遣っています。クライアントをしっかりとプロジェクトメンバーとして関わらせていく感じ。昔、CSS Niteで<a href="http://shokuto.com/wc2nd/archives/30">「Client 2.0」っていうテーマでセッションをやった</a>ことがありますが、クライアントをいかに啓蒙していくかというのが、コラボレーションのための必須条件かなと思ってます。</p>
<p>堀内さんは、2007年のWeb標準の日々のセッションで「職場2.0」というキーワードを出されてたので（スライドが残ってないのが残念！）たぶん、メンバーを集めただけではコラボレーションが生まれない場合のこともアイディアとしてお持ちなのかな、と思ってます。橋本さんも「資質というのは客観的に存在するものじゃなく、メンバーが『君にはこういう資質がある』と指摘することで、その人がその資質を持ってることになる」みたいなことを話していて、僕もそう思うんですよね。そういうことが互いに言える空気をいかに作っていくか。ここは堀内さんにぜひとも聞いてみたいと長年思ってるところです。</p>
<p>今回は１つ大失敗をしまして、名刺をほとんど用意できなかったんです。カンファレンスが始まる前に、あちこちで名刺交換が始まったんですけど、動くに動けなくて、ここは発想の転換「あえて事前の名刺交換は拒否オーラを出す」を実験的にやってみることにしました。これは、以前Twitterでヤスヒサ（長谷川恭久）さんと名刺についてお話をしてたときに、「とりあえず交換しましょうという形式的なものじゃなく、話が盛り上がって最後に名刺交換ってのが本当じゃないか」ということがあったので、それ無理矢理やってみようと（笑）。</p>
<p>そのぶん、グループディスカッションでは、場への貢献は当然最優先にしつつ、他の人が言わないようなことも言う、相手の発言を再構成して場に残すという積極的なスタンスで臨みました。結果、名刺交換しましょうって行ってくれる人が何人もいて、ありがたかったです。向かいに座ってくださった橋本さんと交換できなかったのは超心残りですが（橋本さんすみません！）。</p>
<p>僕は名刺交換で声をかけるのってすごく苦手意識があるので、カンファレンス前に自然と名刺交換が起こるのって素晴らしいなと思う反面、やっぱりそういう資質を持った人たちの集まりだからこそだなぁとも思うんですよね。CSS Niteだと司会の鷹野さんが促すのが恒例（？）になってるので、やはり参加者によるのかなぁと。僕が普段関わる人たちは、名刺とか持ってないし、あっても形式的なものに終始する感じで、コラボレーションが起きそうな展開を予期させないですね。だからこそ、名刺交換じゃなくても、互いにコミュニケーションが取りやすくなるような場のデザインを常に考えたいと思うんです。ま、このへんも根が教育者なもんで。</p>
<p>カンファレンスが終わって、えつこさんが「コラボレーションって何か、どうしたらいいのかますますわからなくなってきた」みたいなことを話されていたのですが、答えはもちろんひとつじゃないですし、状況によって変わっていくものだと思うんですよね。そこを探求していくことが、コラボレーションを実現する最も重要な要素で、そのための材料を大量に仕入れたカンファレンスだったからこそ「わからなくなった」という実感なんじゃないかと思います。楽しい宿題をもらったと思えばいいのではないかと。大事なのはここから先何をしていくかですよね。</p>
<p>久しぶりにいろんなことを考える機会を用意してくださったみなさんに感謝。でもこの続きをいろいろ話したいし聞きたいので、その機会を何とか作りたい。やっぱ東京に乗り込む理由を作るのが一番なのかなぁ・・・</p>
]]></description>
 <category>活動ぶり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=188</comments>
 <pubDate>Thu, 29 Jul 2010 23:50:07 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>オンリーワンとナンバーワンは矛盾しない</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=187</link>
<description><![CDATA[<p>ちょっと前に</p>
<blockquote><p>槇原って矛盾してる。「世界に一つだけの花」でオンリーワンの大切さを歌っていながら「No.1」って曲も歌ってるんだぜ。</p>
</blockquote>
<p>という発言をネットで見つけました。知らない人のために解説しておくと「No.1」は1993年に発表された曲で、KDD「ゼロゼロイチバン」のCMソングです（だからNo.1なんだとかいう裏話もあるそうですが）。<a href="http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35082">歌詞</a>としては「僕たちは世界で一番素敵な恋をしよう」という内容なのですが、まぁ前述の指摘は揚げ足と言っていいでしょう。ですが、僕は「世界に一つだけの花」の歌詞にどことなく引っかかるものを感じていて、さっき別冊カドカワの槇原特集の記事を読んでいて腑に落ちました。やっぱりあの曲には毒があるんです。</p>
<p>記事は放送作家の鈴木おさむとの対談形式なのですが、そこで「ナンバーワンの人たちであるSMAPがあの歌を歌っていること」がクローズアップされています。みんなオンリーワンでいいんだよ、競争はよくないんだよ、という意味に捉えてる人たちは多いと思うのですが（実際テレビとかでは大半はそういうふうに使われてる感じがします）、込められた意味としてはむしろ逆。ナンバーワンを求めて努力してきたSMAPだからこそ、オンリーワンの価値を歌うことに説得力がある。それぞれに与えられた同じ命を一生懸命活かすことによって、オンリーワンとして誇れるような自分になりなさい、努力を続けることで結果はナンバーワンではなくてもオンリーワンにはなれるよ、という歌なんだと思いました。歌の最後にある「もともと特別なOnly one」というのは、オンリーワンなんだから何もしなくていいよという意味じゃなく、オンリーワンであることを示すために自分なりに努力をしなさいという意味なんでしょう。やっぱり毒があるんですよね。そう思ってもう一度<a href="http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=S01983">歌詞</a>を見てはいかがでしょうか。</p>
<p>そう考えると「No.1」の歌詞とは全然矛盾してませんね。僕らは世界一の恋を目指して妥協しないで頑張ろうという歌で、それが僕たちのオンリーワンなわけですから。</p>
<p>だいたいマッキーが安易に「競争は良くない」なんて詩を書くはずがないとは思ってましたが、記事を読んで解釈が膨らんで腑に落ちました。スッキリ。</p>
]]></description>
 <category>見たり聞いたり、考えたり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=187</comments>
 <pubDate>Thu, 15 Jul 2010 23:01:22 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>至極まっとうな良書「小さなお店のツイッター繁盛論」</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=186</link>
<description><![CDATA[<p>久しぶりに現物を一切目にせずに予約注文した、中村仁さん著<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4534047266/design719-22/">「小さなお店のツイッター繁盛論」</a>を読み終えました。至極まっとうな本！というのが一番の感想。もちろん、いい意味で。</p>
<p>この本の帯には「"つぶやき"だけで月300万売り上げる豚肉料理専門店『豚組』のヒミツ！」とあります。もちろんそれは嘘ではないのですが、ツイッターをやれば売上UP！というような浅い話ではなくて、飲食店経営に対する中村さんの考え方とツイッターの特性がマッチした結果の売上UP！という話なんですよね。うわべだけの適当なビジネス本とはちょっと違うのです。</p>
<p>ツイッターに関する基本的な説明から具体的な運用の仕方まで、中村さんの経験談も交えつつ、具体的かつ丁寧に解説しています。でもこの本のキモは、今の飲食店業界をどう捉え、お客さんとどう向き合い、ツイッターというツールを社会の中でどう位置づけるか、という点に関する中村さんのアプローチがきちんと描かれているところ。そしてそれが非常にまっとうなので、読んでいて共感できる部分がたくさんあるんですよね。</p>
<p>ツイッターというツールを活用することによって、お店に期待して足を運ぶお客さんが増える。そこでますます飲食店の現場の質の高さが求められる。だからこそ、ツイッターをどう使うかを解説するなかで、単に技術的な話だけでなく、経営をどうしていくか、お客さんとどう付き合っていくかに話が及んでいきます。そうなんですよね。経営者としてちゃんとしてることがまずは大切。その前提があってはじめて、ツイッターが生きてくる。</p>
<p>僕は数年前から、飲食店経営者を目指す学生を対象に授業をやっていて、そのテーマは「ITと飲食店経営のデザインの基礎を学ぶ」。僭越ながら、まさに中村さんがこの本で書いているようなことを扱っていると自分では思っています（僕の場合はさらに基本的な話なんですけどね）。そういう意味でも、中村さんに勇気づけられた思いがありますし、学生のみなさんもこの本を読んでほしいなと思いました。今度授業で紹介しようっと。</p>
<p>ちょっと分厚い本ですが、すぐ読めるでしょう。飲食店経営とか関係ないとか思っている人も、ツイッターに関心がある人だったら得られるものがあると思いますよ。オススメです。</p>
]]></description>
 <category>書評</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=186</comments>
 <pubDate>Thu, 8 Jul 2010 00:40:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>iPadは、とにかくアプリの充実がすべてだ。</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=185</link>
<description><![CDATA[<p><a href="http://withcomputer.jp/ipad_first_impression.html">前回の記事</a>から３週間、やっとこさiPadを手に入れました。まだ無料アプリをちょっと入れた程度の利用ですが、世間的には遅すぎる「使ってみたよ記事」です。</p>
<p>iPadを使ってみて一番スゴイなぁと思ったのが、動作がキビキビしていること。パッとアプリは起動するし、切り替えもスムーズ。画面も大きくて快適ですね。僕は普段iPhone3Gを使っていて、さらに最近iOS4にアップデートして動作のもっさり具合に拍車がかかっているのですが、そういうのを差し引いてもこの気持ちよさは特筆すべきものがあります。</p>
<p>僕がiPadを購入した理由は大きく２つ。ひとつは、主に学会発表など年に数回の外へのMac持ち出しが大変なので、iPadを利用できれば装備が軽くなるだろうということ。もうひとつは、学校教育で活躍する端末としてのiPadの可能性を期待しているから。この２つのケースについて、これからいろいろと検証していこうかと思っています。あと、母をはじめとする「PCは全然わからん人たち」にiPadは何かをもたらすことができるか、という点も気にしています。</p>
<p>学会発表などでの外への持ち出しが可能かは、主にKeynoteや入出力環境を試していくわけですが、教育現場で使えるかはやはりアプリがすべてだなと感じました。まだ無料アプリを少ししか試せていませんが、おお！と感じたのはDropboxと筆談系アプリくらいですかね。教育系アプリはまだまだiPadの良さを生かしたものが少ない感じ。CD-ROMコンテンツの再来といった発想のものが多い気がします。有料アプリも見ていけば感想は変わるかもしれませんが。</p>
<p>原石状態のiPadは、まだ教育現場の即戦力にはなりにくい感じ。これからいかに素晴らしいアプリが出てくるかが鍵ですね。逆に言えば（細かい注文はあるものの）ハードとしてのiPadの魅力は非常に大きいです。アプリ開発者にはぜひともがんばっていただきたいです。僕ですら、<a href="http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4798022322/design719-22">赤松正行「iPhone SDKの教科書—Cocoa Touchプログラミング、最初の一歩」</a>を衝動買いしてプログラミングを勉強し始めたくらいです（笑）</p>
<p>ちなみに、iPadは付属品を一切購入してないので、ケース類などをお店に見に行きました。僕はiPhoneは、パワーサポートのクリアケースを背面に装着、付属のアンチグレアシートを貼って、デジカメ（Xacti）の付属品の布袋に入れています。iPadはiPhoneほどは頻繁に持ち出さないので、インナーケースとシートを買うにとどめようかな。というのは、iPadの広い背面にプラスチックやシリコンのカバーって、iPadの質感をえらく損なうような感じがするんですよね。iPhone以上に。かといってシステム手帳風になる革製のカバーもiPadらしくなくなる感じでイヤ。あと傾斜をつける台みたいなのはほしいけど、純製品をはじめカバータイプは微妙だし、<a href="http://www.assiston.co.jp/?item=1466">「coolfeet」</a>とかちょっと高いしなぁ。むうう。</p>
]]></description>
 <category>Macとその仲間たち</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=185</comments>
 <pubDate>Mon, 28 Jun 2010 23:15:20 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>iPadは僕らにバトンを渡した</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=183</link>
<description><![CDATA[<p>世間に遅れること１週間、心斎橋アップルストアでiPadをさわってきました。入り口付近に20枚くらいのiPadが用意され、ほぼどれもが使われてる状態でしたが、象徴的だったのが店内の人の偏り。他の端末（MacBookとかiMacとかiPod）付近には誰もいないんですよね。iPad一極集中。道路挟んで向かいのクリスピードーナツの列に負けないくらいの混み具合でしたね。</p>
<p>で、iPad。実際に使ってみて改めて「これはすごいなぁ」と思いました。購入というか予約すらまだしてない状況で語るのもアレですが、いろいろと感じたことを書きます。</p>
<p>でかいiPhoneなどと形容されるiPad。まぁ確かに見た目はそうですが、使用感はiPhoneとはずいぶん違う印象でした。僕がiPhone3Gを使っていて普段の動作にもっさり感を感じてるから余計なのでしょうが、操作に対する反応がきびきびしていて、しかもそれが大画面でダイナミックに展開されるので、操作のスタイルこそ同じでも「これは別物だな」と感じました。カーレースゲームなんかも、iPhoneにも同種のアプリがありますが、気持ちよさのスケールが違います。やっていて、iPhoneを思い出すようなことはなかったですね。</p>
<p>アプリもいくつか操作してみました。動きの気持ちよさを特に体感できるのは、写真アプリと地図アプリ。大きいだけでこんなにワクワク感が増すんだなぁと。画面上に余計なメニューとかが極力出ないようになっているので、画面いっぱいにコンテンツの魅力を味わえます。画面の大きさを生かすという点では、前述のゲームやYouTubeも気持ちがいいですね。</p>
<p>続いてNumbersやKeynoteもテスト。が、すごく使いやすいという前情報ほどというか、上記アプリの気持ちよさを体感した後では、どうしてもタッチ部分の小ささや操作のトリッキーさが強く感じられて、慣れが必要だなと感じました。キーボードも「慣れれば使えるのかもしれない」という感じ。楽しさや快適さに驚くというものではありませんでした。</p>
<p>これは「だからiPadはダメだ」ということではなく、iPadという今までにない操作感を持ったハードウェアだからこそ、アプリのインターフェースがしっかりと作り込まれていなければ、操作のストレスをより強く感じがちなんじゃないか、ということです。ポインティングデバイスがマウスから指先に変わったという単純な認識でインターフェースを作っていては、間違いなくストレスの増えるアプリになる気がします。例えば、指での操作はマウスよりもドラッグやプレスをしがちなのでは？とか思いました。僕がそうしちゃうだけなんですけど。iPadアプリはインターフェースが隠れることが多いようなので、隠れたものを探すためにあちこち指を這わすことになり、これも度が過ぎるとイライラするかな、とか。現時点でのタッチパネルは触感がないですからね。</p>
<p>そういう点で、iWorkをはじめとする多くのアプリのインターフェースはまだまだ発展途上ですし、iPad自体もまたそうなのではないかと思います。もちろん、現時点でも評価できるレベルで、価値あるチャレンジというのは前提なのですが。</p>
<p>そんなこともあって、iPadがノート型Macを置き換えるという実感は、まだ持てませんでした。慣れていけばiPadでやれることも広がるのかもしれませんが、僕としてはMacBook Airもほしくなりました。iPadを手にとってからは、MacBookが余計に重く感じます。もちろん性能や画面の大きさなどとのトレードオフですが、モバイル端末としての活用も考えるのなら、可能なかぎり軽く薄くスマートにという欲望が強くなってしまいました。iPadの登場でMacBook Airのラインナップが消えてしまうのか、間近に迫ったWWDCまで待とうと思いますが。</p>
<p>今日の実感としては、iPadでノート型Macと同じことをやろうとしてストレスを抱えるより、iPadではできるだけシンプルで気持ちのいいことをするのに徹したいな、と思います。写真、ビデオ、音楽、サイト閲覧。メールも長文は書きたくない。スケジュールもメモ書き程度。iWorkも、イチから作るんじゃなく修正程度に使う感じ。スライドはMacで作って、会場でプレゼンするのはiPadで、というスタイル。iPadはとにかく快適を追求したい。</p>
<p>制作者の立場から言うと、今までITが苦手だった人で、iPadの購入をきっかけに、気楽なスタイルでブラウジングやアプリを楽しむ人が相当数生まれたわけです。そういう人たちは、他の既存端末でのブラウジングやアプリ体験とiPadでのそれを比較して評価などしないでしょう。こういうのはマウスの方が操作しやすいよな、とか考えない。iPadに最適化されていないサイトはiPhoneやMacで見ようなんて、よもや思わない。ダメなものはダメで、二度と見ないし使わないでしょう。</p>
<p>逆に、iPadで素敵な体験を提供できるサイトやアプリは、これまでITに縁遠かった人たちの支持も集めることができ、今までにない結果、一発逆転勝利に持ち込むこともできるんじゃないでしょうか。これは大きなチャンスですよね。ケータイに新しいビジネスが生まれたように、WiiやDSが新しいゲーム市場を開拓したように、iPadを軸にした新しい世界の展開だって起こりうる。例えば教育業界とか、ガラケーどっぷりのおばちゃんの世界とかを変える可能性があると僕は思ってます。</p>
<p>PC、マウス、ブラウザ、Windows（あるいはMacも）という環境が持つ不自由さは、単体のアプリやサイトでは超えられないものでした。ITに馴染めない人たちのいくらかは、そこでつまずいていたのではないかと思います。そこにやってきたiPad。それがベストではなくとも、全く別の環境が用意されたわけです。iPhoneはその環境をすでに実現していたように見えますが、iPhoneはあくまで個人の先進的なツール。iPadのサイズは、操作している人以外の周囲の人も巻き込むという大きな特徴があります。アップルストアで見た、操作の様子を友達がつっこむ姿。iPadを囲んで話が盛り上がる様子。これはiPhoneでは実現できないことです。</p>
<p>そして重要なのは、iPadが提供したのは新しい「環境」だけだということ。体験全体でいえば、環境はその半分。もう半分は、その環境を生かしたサイトやアプリが担う。僕ら制作者は、iPadの力を借りて、素敵な体験を「the rest of us」にも届けていかないといけない。その鍵はインターフェースにあると思うんですよね。インターフェースが快適であること、気持ちが良いということの重要性を、iPadは発展途上ながらも教えてくれている。制作者にも、ユーザーにも。</p>
<p>iPadを買った人は、アプリや電子書籍リーダーを買ったんじゃない。iPadが持つ「具体的な姿はないけど何かワクワクさせられる感じ」を買ったんです。希望や期待に投資したと言ってもいい。それに応え、ワクワクの姿を形作るのは、僕ら制作者じゃないかと思います。</p>
<p>iPadは世界を変えてはいません。世界はみんなの意志で作っていくもの。iPadは、先頭集団から一歩抜け出て僕らにバトンを渡したんです。僕らはそのバトンをしっかりと受け取って、前に向かって走り出さないといけない。その先に何があるのか、みんなが注目している。もちろん僕ら自身も含めて。</p>
]]></description>
 <category>Macとその仲間たち</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=183</comments>
 <pubDate>Sat, 5 Jun 2010 00:29:06 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>紙媒体の予稿集はもういいんじゃないのか</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=182</link>
<description><![CDATA[<p>先日の日本語教育学会、受付で予稿集を買うことが参加の必須条件でした。会員は4,000円、非会員は5,000円。この数年つとに思うのが、もう紙媒体の予稿集を買わせるのは考え直した方がいいんじゃないかということ。</p>
<p>口頭発表の場合、予稿を事前に提出して、それが製本されて手渡されるわけなんですが、これが分厚くて重い。僕は正直言って邪魔だと感じることが多いです。だって、分科会の発表は休みなく次々行われるんだから、事前も事後も目を通してる暇なんてないんです。どうせ帰って読むものだったら、他に荷物もあるのに重たい本を抱えて移動するのって意味ないと思うんですよね。学会のページからPDF形式でダウンロードできるようにしてくれたらいいです。必要なページだけ（読みにくければ印刷して）読むから。</p>
<p>一昨年、釜山で開催された日本語教育学会の世界大会は、電話帳みたいなのが３冊も会場でプレゼントされたんですよね。あれには閉口せざるをえませんでした。とてもじゃないけど、気軽に持ち歩けるような重さじゃない。加えて海外での開催だから、帰りの飛行機もあるので無駄な荷物を増やしたくないわけですよ。参加のおまけにUSBメモリがついていましたが、みんな「これに入れてくれたらいいのに」って言ってました。入れるのが大変なら、ダウンロードで良かったと思うんですよね。プログラムとか最低限の情報だけ紙で配るようにしてほしい。</p>
<p>一方、毎年夏に参加しているPCカンファレンスでは、予稿集はセッションごとにPDFでダウンロードできます。CD版も参加者には配られますが、あれは別にいらないと思います。紙版の方も買ってくださいとか言われますが、僕は買ったことがありません。荷物を増やしたくないからです。</p>
<p>PCカンファレンスの方法が優れている点はもう１つあって、それは開催前に読めること。だいたい１週間前にはダウンロード可能になります。僕は興味のあるセッションは根こそぎ予稿集をダウンロードして読んで、当日聴くセッションを選びますし、あらかじめ質問なども考えて臨みます。どうしても聴けないものは、メールで後日質問したりもします。</p>
<p>僕は上記２つの学会で発表することが多いので、発表者側から見ても、予稿集のあり方はもっとちゃんと考えた方がいいと思うんですよね。</p>
<p>PCカンファレンスの場合、口頭発表なら最大４ページ分が与えられます。僕はこの予稿に対して「事前に読んでからセッションを聞きに来る人」「紙版を買ってセッションの待ち時間に読む人」「事後に読む人」の３タイプがいると考えています。予稿には、発表の核心部分はきちんと記述します。予稿単体でも十分意味がわかるようにし、書ききれない場合は発表専用のWebページ（サイトを丸ごと作ってた時もありました）を設置してURLを記載しておく。もちろんメールアドレスも書いておいて、当日のセッションが聴けない人でも情報が得やすいようにします。また、読んでからセッションを聴いてくれる人が「予稿のまんまかー」と残念に思わないように、ライブであることを意識した追加情報や質疑応答に力を入れるようにしています。</p>
<p>発表の数カ月前に発表内容を固めるのは苦労しますが、そのぶんちゃんと準備できますし、事前に予稿を読んでいるような人のことも想定してセッションを考えられます。セッション前、セッション中、セッション後までトータルに考えてプレゼンするのが僕のポリシーで、予稿の事前配布がそれを可能にしています。</p>
<p>予稿が現実的に後日しか読まれないような場合、予稿の内容が単体で有用なものであるべきなのはもちろんとしても、予稿を読んでセッションを選んで来た人はいないわけなので、話を聞きたくなるように仕立てるべきは予稿ではなく発表タイトルです。タイトルが単体で成立していないと、聴きに来てもくれないし、その後予稿が読まれる可能性も低いでしょう。</p>
<p>このような方法を取るなら、予稿という形ではなく、セッション後の質疑応答も含めて内容を整理したものを論文集というような形にして、後日配布にすればいいと思うんです。郵送料もかかるでしょうからダウンロードする形で。印刷しないんだったらページ数の厳しい制約も必要ないですよね。発表内容に少しでも興味を持ってくれた人に丁寧に説明することも可能になります。こっちの方が聞き手にも話し手にも有意義だと思うんですけどね。</p>
<p>予稿集の売上が貴重な収入元というのもあるのでしょうが、それなら参加費を普通にいただいて、予稿はダウンロード用のパスワードを発行したらいいでしょう。本の印刷費が浮くし、印刷向けに必死に編集する必要もなくなります。iPadみたいな端末が普及したら、それこそ紙媒体の予稿集の価値は大きく下がるはず。エコでコストも抑えられてみんながハッピーにならないですかね？</p>
<p>今回の件に限りませんが、発表者や聞き手を大切にしない学会（研究会）は、やがて廃れていくんじゃないかと思います。これまで通りがベストだといえない部分も、あるんじゃないのかな。</p>
]]></description>
 <category>デザインということ</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=182</comments>
 <pubDate>Wed, 2 Jun 2010 22:03:04 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>a-blog cms 1.3を使ってみた</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=180</link>
<description><![CDATA[<p>昨日バージョン1.3の正式版がリリースされた<a href="http://www.a-blogcms.jp">a-blog cms</a>をインストールして使ってみました。<a href="http://www.a-blogcms.jp">a-blog cms</a>については、すでに４月に公開した <a href="http://nihongo-e-na.com">NIHONGO eな</a> で利用しており、次のプロジェクトでも利用する予定なので、新機能を中心としたテストが目的。</p>
<p>ということで、今回はまずローカル環境（MAMP）にインストールしました。MAMP環境への導入については<a href="http://www.a-blogcms.jp/support/tutorial/local/mamp.html">公式サイトのマニュアル</a>通りにやっていけば大丈夫ですし、<a href="http://kazumich.com/ablogcms_mamp.html">かずみちさん（a-blog cms開発元のアップルップル代表）のブログでは簡単導入セットが配布されています</a>ので、これを利用するのもいいですね。ほか<a href="http://www.a-blogcms.jp/support/tutorial/local/">公式サイト</a>には、MacやWinのXAMPPへのインストールマニュアルもありますよ。インストールはサクッと終わります。慣れると一瞬。</p>
<p>新機能については、新しいテーマである「company3」をいろいろと調べていくのが良いのですが、次のプロジェクト用に<a href="http://www.a-blogcms.jp/support/manual/sysManagement/csvConvert.html">CSVファイルからのエントリーデータのインポート</a>をテスト。これは新機能ですらないのですけど。タイトルとカスタムフィールドしかインポートできないのが残念ですが、記事本文ではなくカスタムフィールドがメインのデータベース的な使い方をする僕にとっては、非常にありがたい機能。インポート時の負荷についてはローカルなのでよくわかりませんが、今回は数個のカスタムフィールド付き新規エントリーを600程度一気に突っ込み、あっという間に反映されました。</p>
<p>で、新機能として期待していたものの１つが、データをAjax的に読み込む機能。次のプロジェクトでは、エントリをボタンを押すごとにランダムで表示させる、簡単なクイズコンテンツを考えているんですよね。ということで、やってみた結果が以下の動画です。</p>
<p><object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/pFimxV3UwR8&hl=ja&fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/pFimxV3UwR8&hl=ja&fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object></p>
<p>サンプルというのも恥ずかしいぐらいの出来ですが、ボタンを押すごとにエントリーだけが書き換えられています。よしよし。そのものズバリではありませんが、やり方としては<a href="http://www.a-blogcms.jp/support/manual/customizing/builtinJS/js-post_include.html">公式マニュアル「ページを移動せずにフォームの検索結果を表示する（post include）」</a>あたりが参考になるかと思います。</p>
<p>そんなのjQuery使えばできるじゃん？って話かもしれませんが、システム標準でできるというのはありがたいことです。今回の新機能では他にも、付けられているタグから関連記事を表示させる機能など、欲しかったものが数多く実装されています。過去にシステム開発を他にお願いして作ってもらったサイトも、a-blog cmsがあれば僕ひとりでできるんじゃないかな、と思わせてくれるところまで機能が充実してきました。これは仕事の幅が広がるので素直に嬉しいです。</p>
<p>さて、現在<a href="http://www.a-blogcms.jp/news/ablogcms130ipad.html">「a-blog cmsを試してiPadをもらおうキャンペーン」</a>というキャンペーンが実施中でして、この機会にa-blog cmsを試せばiPadももらえちゃうかも？な状況のようです。特にフリーランスなどでCMSのカスタマイズに苦労している方は、試してみて損はないCMSだと思うので、ぜひチャレンジしてみてください。</p>
]]></description>
 <category>Web系</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=180</comments>
 <pubDate>Fri, 28 May 2010 23:09:28 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>初めてガッツリUst見て感じたこととか</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=179</link>
<description><![CDATA[<p>昨日は、堀内敬子さんらのUstream企画<a href="http://unnun.com/2010/05/20/ustream/">「iPad 発売直前座談会、iPad とiPhone OS 4.0 から読み解く Web ビジネスの未来」</a>を見ていました。主に第２部からですが、Twitterでツッコミを入れさせてもらいながらの半分参加感覚が、とても楽しかったです。</p>
<p>座談会メンバーの鋭い発言を聴くうちに、ぼんやりとしていた自分の考えがより深まり、それを表現したくなったときにTwitterですぐにアウトプットできて、しかもそれが同じ視聴者や座談会メンバーに届くというのは、とても刺激的な体験だなと改めて思いました。セミナーを聞いて帰ってブログを書くということはこれまで自分もやってきて、その価値は実感しているところなのですが、こういうリアルタイムアウトプットも別の良さがありますね。僕もいつかあの座談会メンバーの側に行きたいなぁと思いました。</p>
<p>話題は多岐にわたったのですが、マルチタスクの議論については特に興味深くて、技術仕様としてのマルチタスクと、ユーザーにとってのマルチタスク体験は混ぜて考えないようにしないとなーと思いました。</p>
<p>iPhoneで好きな音楽を聴きながら地図を見るというのは、地図アプリと音楽再生アプリを同時に使っているという意味でマルチタスクなんですけど、ユーザーにとってはどうか。複数のアプリを頻繁に行ったり来たりしてタスクを完了させる行動も、システムとしてはマルチタスクですけど、それとは別物だと考えてると思うんです。音楽は流しっぱなしにしてるだけだから、タスクを２つ同時にやってるわけじゃない。ブラウザで調べものしててメモを取る程度も、マルチタスクな意識ではないかも。</p>
<p>iPhoneはシングルウィンドウなので、１つのことをやって次に行くっていう使い方に自然になる気がします。パソコンに慣れてる人ならその流れにもどかしさを感じるかもしれませんが、机の上に複数のものを並べてチラチラと目を配りながら片づけるタスクがどの程度多いかは、人によってずいぶん違いそう。そういうまさに「マルチタスク」な使い方は、画面の大きさに余裕のあるiPadとかパソコンに任せて、iPhoneはタスクを１つずつ片づけていくことの快適さを追求するハードなのかな、という気がします。その際に、音楽はかけっぱなしで、ちょっとしたメモは呼び出せて、Skypeは待ち受け状態にできて、というマルチタスク処理はできた方がいい。そういう感じの進化かな。ほら、GTDだってシングルタスクを推奨してるようなもんじゃないですか。</p>
<p>だから開発側としては、iPhoneのハードの特性と日常の利用文脈をよく観察してそれにあったものを提供する、マルチタスク処理と見かけのマルチタスクぶりを混同しないようにすることが大切かな、と思いました。もちろんこれはiPadやパソコンにも言えることだと思いますが。</p>
<p>あと今回のUstで嬉しかったのが、@TakedaE さんが僕の名前だけでなく名刺のデザインまで覚えてくれていたこと。僕の名刺は10色＋5メッセージのバリエーションがあるんですが、そのことを話題にしてくれました。お渡ししたのはCSS Nite, LP7の時だからもう１年近く前なんですけど、印象に残っていたみたいで。</p>
<p>僕は懇親会とかで人に声をかけるのが得意ではありません。有名な人だと常に誰かと話をしてることも多いので、そこにスッと割って入れない。頑張って声をかけても、そこからどう話すればいいのかに困ってしまうことも多々あります。相手は僕のこと何も知らないのに、僕から何か聞かないことには、水の向けようがないですよね。そこで、名刺交換は形式として最初にすることが多いので、名刺にツッコミを入れたくなる要素を忍ばせようと考えた結果が、カラーとメッセージのバリエーションなんです。相手が聞いてくれたら、何の不自然さもなく話を始められますよね。自分が話したいことを聞いてくれるような仕掛け。これは僕なりの小さなプレゼン術なんです。</p>
<p>ちなみに @TakedaE さんについては、日本語学校時代の同僚とフルネームおまけに漢字も全く同じという方だったので、そのトリガーで話を始めることができたのですが、普通はそういうネタは見つけにくいのでね。</p>
<p>なお、僕がネットでよく使ってるID「shokuto」は、Sunami HOKUTO という名前から来ているもので、ネットを始めたときのメールアドレスの文字列をそのまま使い続けています。hokuto ってすでに取得されてたんですよね。でも発音すると「しょくと」とか変なことになっちゃうんです。なので「s」は発音しないという方向でお願いします（誰に頼んでんだよ）。</p>
<p>ということで、いろいろ刺激や発見や楽しさのあったUstでした。みなさんありがとうございましたー。</p>
]]></description>
 <category>見たり聞いたり、考えたり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=179</comments>
 <pubDate>Sat, 22 May 2010 14:20:33 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>勝間vsひろゆき を見て考えた自分の言動</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=177</link>
<description><![CDATA[<p>BSジャパン デキビジ「勝間和代と西村博之が大激論」を見ました。後日YouTubeにアップされた編集済み動画でですが。番組公式サイトにはアーカイブがないので<a href="http://news4vip.livedoor.biz/archives/51534687.html">「【2ch】ニュー速クオリティ:[動画あり]勝間和代と西村博之が大激論！youtubeまとめ」</a>あたりで動画が見られます（今のところは）。</p>
<p>勝間さんの本は何冊か読んだことがあって、基本的なことをわかりやすく説明するのがうまい人、という印象でした。一方で西村さん、というかネットでは「ひろゆき」という呼び名が一般的なので失礼を承知で以下「ひろゆき」と呼ばせていただきますが、彼の本<a href="http://www.amazon.co.jp/dp/4594053882">「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? 」</a>を読んだり、ネット上の断片的な発言を見ている限りでは、こちらも非常に頭の切れる人なんだろうなと感じていました。</p>
<p>で、ちょっと興味を持って動画を見始めたのですが、フタを開けてみれば全然対談というか議論になっていない。勝間さんは自分の番組なので、自分の望む方向に話を持っていきたいというのはわかるのですが、その前提に疑問を投げかける形で反論するひろゆきに対して、話を組み立てていくことができません。質問に答えず矢継ぎ早に話を変え、段々と感情的になったのか、漢字も読めないと相手を馬鹿にしたりする始末。これはさすがにないなぁと、がっかりしてしまいました。</p>
<p>この結果を生んだ大きな要因は、勝間さんと番組が持っている価値観に対して、ひろゆきが疑問を投げかけたということ。話の前提が共有できていない場合、前提を確認して共有できる部分を作る必要がありますが、限られた番組の時間もあってか、勝間さんはそこをすっ飛ばす形で話を進めました。ひろゆきは終始前提の話を持ち出すので、これでは話が噛み合うはずはありません。勝間さんの番組なので、勝間さんの価値観に賛同する人をゲストに呼ばないことには進行が難しいはず。その点で、なぜひろゆきを呼んだのか、ひろゆきとの対談をどのようなものに仕立てたかったのか、番組スタッフの意図がよくわかりませんでした。</p>
<p>ひろゆきの、若者が起業しないとダメなんですか？とか、幸福感は個人差も大きいし単純に他国と平均値を比べるのは変じゃないですか？という反論は、議論を形にしていこうという勝間さんからすれば、話の前提に対する素朴すぎる問いなので、多分イラっとくるんでしょう。ただ、僕はひろゆきほど冷静でも頭が切れるわけでもないですが、世の多くの人が「当たり前でしょ」とか「それが普通でしょ」と即答するようなことに対して「そうとは言いきれないんじゃないの？」と話を持っていくこと自体は、僕自身もこれまで自覚的にやってきたことだなぁと思っています。日本語教育の分野ってそういう視点が必要とされると感じますし、大学で学んだ教育観も、いま自分がやっている仕事のスタイルも、そういう部分があるんです。だから、二人の話を見ていて、ひろゆきのような視点で考えることも重要だよなーと感じてしまいます。</p>
<p>勝間さんとひろゆきが、番組の目的や制限時間を超えて話を続けたとしても、興味深い何かが生まれてくるのかどうかはわかりません。勝間さんは自分の価値観の前提には言及せず、ひろゆきは相手の前提に問いを投げかけることを繰り返して話を前に進めない、という形が延々続くかもしれません。</p>
<p>でも、この二人のスタンスは極端であるとしても、お互い極論だから聞く価値ないよね、とするのはどうかなと思うんですよね。僕らもまた、ある分野では勝間さんのように「前提に対する問いかけに取りあわない」言動をしているところはあると思うし、逆にひろゆきのように「そもそも論」を繰り返すだけになっている部分もあると思います。ショーとしてではなく、自分のことに置き換えてみて、自分はどうしているか、相手はどう感じているだろうかを考える素材として、これにはいろいろ考えさせられたのでした。</p>
]]></description>
 <category>見たり聞いたり、考えたり</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=177</comments>
 <pubDate>Tue, 4 May 2010 23:42:42 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>別にオープンじゃなくてもいいじゃない</title>
 <link>http://withcomputer.jp/?itemid=176</link>
<description><![CDATA[<p>アップルが「iPad（iPhoneも）ではFlashは使わせないぜ」な方針を表明したことで何やら騒がしくなってますね。アップルはオープンじゃない、独裁じゃないか、とかなんとか。でも、逆に「なんでアップルがオープンじゃないといけないの？」と僕は思ってしまいます。昔も今もアップルは別にオープンな企業とかじゃないですしね。</p>
<p>以下、同じようなことを友人が日記に書いてたんでアレなんですけど、僕もメモ代わりに書いときます。</p>
<p><a href="http://withcomputer.jp/ipad.html">iPad発表直後の記事</a>にも書いたように、iPadが１つの大きなターゲットとして考えてるのは、WiiやDSと同じ、PCに苦手意識を抱いている人たちや教育現場だと僕は思っています。iPadの役割、アップルの仕事は、そういう人たちに魅力的な体験をしてもらうことです。体験の質を決めるのは、ハードはもちろんアプリの出来というのも大きい。でもアプリはアップル以外の人たちも作り出すものですから、つまらないアプリが溢れてiPad自体の魅力を大きく損なわせるようなことは死活問題です。だから、アップルはアップルの基準、アップルが考える「ユーザーに実感してもらいたい魅力的な体験」を実現するためのハードルを、アプリとアプリ開発者に課すんでしょう。これはサービスの品質維持のための施策にすぎないと思うのです。仕方がないというより、僕は積極的に必要とすら思います。</p>
<p>学生にMacを教えていてよく言われるのが、ソフトウェアアップデートはきちんとやってね！という指示に対して、なんでそんなバグだらけの製品を堂々と売ってるの？というコメント。確かに、ハイテク家電なんかも出てきてはいるものの、やっぱりコンピューターとの付きあい方として求められるものは特殊だと思います。いつか「ま、何でもそんなもんだよ」って認識が普通になる時代が来るのかもしれませんが、今年来年の話では到底ないわけで、アップルはそんなみんなにiPadを売らなきゃいけない。質の担保に必要なことは押さえていかないといけないわけです。</p>
<p>そんな施策について「オープンじゃないよ！独裁だよ！」と言うなら、iPadがイヤならAndroidを使えばいいじゃない、ってことだと思うんですよね。iPadはアップルの１製品であって、公共インフラとか唯一の情報端末とかでもない。その施策がユーザーにとって大きな不利益を生むなら、自然とiPadは市場から姿を消していくでしょう。自由でオープンなAndoroidだけが生き残るかもしれない。ま、僕はそうならないと思いますけどね。</p>
<p>開発側には、オープンな仕様で開発がしやすい方がいいでしょう。でもそれは開発者の願望であって、利用者の願望と必ず一致するとは限らないです。利用者にとっては、楽しく使いやすいアプリが純正だろうとサードパーティー製だろうと関係ないですから。サービスを売るアップルと、開発環境が売れれば良いアドビをいっしょに考えるのは、ちょっと無理がある気がします。</p>
<p>まぁ、別にアップルだって永遠にFlash禁止とかアドビと全面戦争とかそういうわけじゃないと思うので、とりあえずお手並み拝見とかそんな感じで眺めてればいいのでは。</p>
]]></description>
 <category>Macとその仲間たち</category>
<comments>http://withcomputer.jp/?itemid=176</comments>
 <pubDate>Mon, 26 Apr 2010 23:51:42 +0900</pubDate>
</item>
  </channel>
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