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ネットリテラシーと社会のデザイン

MarkeZineに載ってた河野さんのエントリー「ペイパーポスト問題の本質は「消費者を欺くこと」の中の一節をご紹介。

この意見に限らず、よくある「提灯記事にダマされるほうが悪い」という意見にしてもそうなのだけど、この手の書き手や読み手に高いリテラシーを要求するのは良くないことです。10年前ならともかく、いまのネットには世界中の「普通の」人たちが参加しているので、ネットのベテランユーザーが自分たちの基準でルール作り、ガイドライン作りをするのは避けるべきです。

コンピューターもネットも、一部のマニアからより普通の人たちが使うものとなり、特にどのレベルの「リテラシー」を必須能力として要求すべきかが難しい時代になってきたと感じます。僕は20歳前後の専門学校生(IT系の学校ではない)に昨年からコンピューターとネットを教えているのですが、教師として何をどこまで「知っておくべき・理解しておくべき」と言うのか考えさせられることが多いですね。

僕らはネットをどう使いたいのか、ネットを含めた社会をどうデザインしていきたいのか。特にネットに「詳しい」人たちは、社会の有り様をきちんと見据えながら、そのイメージを描いて行動することが求められてるんじゃないかと思います。