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あびるさんの「マンガでわかるアフィリエイト」を読みました

冬休みの課題図書(謎)として、あびるやすみつさんの「マンガでわかるアフィリエイト」を読みました。


各章は「ストーリーマンガ+見開き程度のテキスト」で構成されています。確かにこの方法だと、活字が苦手な方も読み進めていきやすいでしょうね。僕は昨年プレゼンの入門書を書いたんですが、とにかく読んでもらう、挫折せずに読み進めてもらうには、どんな表現をしたらいいんだろうなぁと悩みました。やっぱりマンガは良い手段ですね。

そんなやさしい構成なので、内容も「ITに強くない初心者向き」なんだろうと思っていたのですが、読み進めると見事に裏切られましたよ。後半はプログラムの話や会社経営の話なんかも出てきますし、補足のテキストも短いながら濃い内容で、けっこう読者対象は広いです。アフィリエイトに関心があるという初心者から、すでに始めている人、あとWeb制作の仕事をしているような人まで、それぞれに得るものがあるんじゃないでしょうか。個人的には、著者のあびるさん自身の話である最終章がとても興味深かったですね。

アフィリエイトって、ちょっと悪いイメージもついている分野なせいか、特にWeb制作者の間でマジメに語られることが少ない気がします。それが「アフィリエイターのサイトはコンテンツは良いが見づらく使いにくい、一方でWebデザイナーのサイトは見映えは良いがコンテンツに工夫がない」みたいなことにしてるんじゃないかと(一側面を極端に表した言い方ですが)。なので、この本にもあるように、Web制作者も一読しておいて損はないのではないかと思います。

そういえば、この本を読み終わるころになって、アフィリエイト関連書籍としては唯一読んでいた「アフィリエイトでめざせ!月収100万円 ―ウェブサイトでバナー広告収入を得る秘訣とは?」も、同じくあびるさんの著書であることに気づきました(遅すぎる)。アマゾンのレビューですごく評価が高かったので手に取ったんですよね。実際、その高評価にも頷ける内容でしたが、ちょっと古い本なので入手がやや手間かも。他のあびるさんの本としては「本気で稼ぐための『アフィリエイト』の真実とノウハウ」もあるので、こちらを見てみるのもいいのではないかと。