withComputer

レゴ・シリアスプレイを体験して

Backlog(ヌーラボさんのプロジェクト管理ツール)主催の「『自己組織化できるチーム作りを考える』ワークショップ in OSAKA」に参加してきました。レゴ・シリアスプレイと呼ばれる手法を用いてのワークショップで、なかなか面白い体験をしてきたので記事にしておきます。

レゴ・シリアスプレイというのは(超乱暴に言うと)与えられたお題に対する作品をレゴブロックで作って、それを通してグループのメンバーとコミュニケーションをする、そんな感じのワークです。自分の考えや感情や思いをレゴブロックを使って表現して、それに対して互いに質問しあうことで、相手のことや自分自身のことを考え、また互いのアイディアをつなげてひとつにしていく、そんな流れでした。

僕らのグループでは、それぞれの作品を統合するときに、まるで計ったかのようにブロックがぴったり組み上がったんですよね。その瞬間にみんなのテンションが上がって、すごくいい雰囲気になりました。相手の信条を直接言葉で問うのは抵抗があるような場合でも、それを表現した作品を通してなら柔らかい感じで質問できるんですよね。これは、なるほどなぁーとやっていて実感しました。

僕が担当している大学の授業では、自己紹介のデザインのために名刺をデザインする活動をやっています。名刺に入れるキーワードやキャッチコピーや図版を考えることで、自分が伝えたいことをモノに落とし込み、それを通して他者とコミュニケーションをしてもらうんです。なんか今回のワークショップと共通点もあるんじゃないかと勝手に思ったりしています。

昨年のコラボレーションカンファレンスでもそうだったのですが、そもそもこういうワークショップに自ら参加するくらいの人たちなので、協同に対する意識はみんな高いと思うんですよね。グループワークはとても楽しく進めることができましたが、これが意識の高さに差がある職場のようなメンバーだったらどうか。ビジョンを共有していることや、互いに信頼関係があることが、協同をうまく実現するキーになるでしょう。今回のレゴ・シリアスプレイのような手法は、お互いを知ることや、協同作業の気持ちよさを体験するきっかけになるのかなとも思いました。

講師の蓮沼孝さん、主催のヌーラボさん、楽しい時間をどうもありがとうございました。