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発表報告:スマートフォンが変えた学習者の学習観

今年最初のプレゼンは、日本語教育の研究会(@大阪大学)でした。タイトルは「スマートフォンが変えた学習者の学習観」。スマホが学習者の間で普及しつつあるいま、語学教材もスマホで使うことを念頭に設計したら日常的に使ってもらえるかも、という話がひとつ。教材アプリみたいなものが増えていくと、教材や学習スタイルも学習者が主体的に選ぶようになるから、教材の押し付けじゃなく、学習者に選ばれる価値ある教材を作らないといけないよ、という話の二本立てでした。スライドを公開しておきます。

スマートフォンが変えた学習者の学習観 from Sunami Hokuto

特に後者については「今回は教材を例に出してますが、授業や教師、もっと言えば日本語そのものも学習者に選ばれる時代。選ばれないようなものであれば未来はないから、みんな心してやってね★」という踏み込んだ発言も最後ちょっとだけしました。まぁ僕のブログやTwitterを見てる人であれば聞き慣れた話でしょうけど、現場の先生にしてみればストレートに言われるのは耳の痛い話だったかもしれません。いや、ちょっとぐらい痛いと思っていただかないと困るんですよね。業界がこのままどんどん沈んでいくのを見過ごしてても誰も得しないんで。

今回は25分くらいでこの内容だったので、けっこう駆け足で、ディスカッションもなく話すばっかりでした。PCで利用すること前提の旧来のWeb教材と、これからのスマホアプリ(スマホサイトも含む)系教材とでは、教材設計の段階から意識を変えないといけないよ、みたいな話もしたかったんですよね。ほんのちょっとだけ技術寄りな話も含めて。ただ、これは実際に教材開発をしてる人、これからしようと思ってる人じゃないと響かないかもなので、今回はカット。まぁ、そのへんまで含めたら3時間ぐらい使って意見交換したほうがいいレベルになっちゃいますが。東京とかでもやりたいなー。ご興味のある方はご連絡ください。